館外での出版物
出版物情報
- 出版社:せりか書房 出版社ホームページはこちら
- 定価:2,800円(税抜)
- ISBN:978-4-7967-0333-8
- 判型・体裁:A5判
- 頁数:310頁
- 共同研究「映像の共有人類学―映像をわかちあうことの方法と理論」成果
主題・内容
映像人類学の歴史で重要なジャン・ルーシュが提起した、研究者と調査地の人々が、映像を撮る経験・観る経験を通して映像を共有する、「共有人類学」の概念。この再考から出発し、今後の人類学研究に位置づける論考集。
目次
第Ⅰ部 原点
映画を撮ること、観ること、共有すること――ロバート・フラハティの「人類学的」映像制作 村尾静二
紀行文と旅映画――渋沢フィルム《飛島》を事例として 木村裕樹
文化を写しとることは可能か――ベイトソンとミードの映像人類学から 宮坂敬造
紀行文と旅映画――渋沢フィルム《飛島》を事例として 木村裕樹
文化を写しとることは可能か――ベイトソンとミードの映像人類学から 宮坂敬造
第Ⅱ部 シネ・アンスロポロジーの創造
共有する映像制作――ジャン・ルーシュから学んだこと 大森康宏
ジャン・ルーシュの思想―「他者になる」ことの映画−人類学 箭内匡
映画作家ルーシュ――ヌーヴェルヴァーグ映画を鏡として考える 小河原あや・箭内匡
ジャン・ルーシュの思想―「他者になる」ことの映画−人類学 箭内匡
映画作家ルーシュ――ヌーヴェルヴァーグ映画を鏡として考える 小河原あや・箭内匡
第Ⅲ部 映像の共有人類学
「子ども」と映像――カメラへの関心と変化の共有 南出和余
技術映像の可能性――モノづくりの映像がかたるもの 中村真里絵
映画をめぐる生の交差――時間と空間の共有がもたらすもの 清水郁郎
技術映像の可能性――モノづくりの映像がかたるもの 中村真里絵
映画をめぐる生の交差――時間と空間の共有がもたらすもの 清水郁郎
第Ⅳ部 民族誌映像の発信・保存・再利用
共有のためのメディア――戦後マスメディア史からみた映像人類学の可能性 飯田卓
映像アーカイブズから映像の共有を考える――国立民族学博物館での経験から 久保正敏
共有から引用へ――生成と創造のマトリクスの構築に向けて 大村敬一
映像アーカイブズから映像の共有を考える――国立民族学博物館での経験から 久保正敏
共有から引用へ――生成と創造のマトリクスの構築に向けて 大村敬一
第Ⅴ部 作品解説
1 民族誌映像の創出 リュミエール兄弟から一九六〇年代まで
2 新しい民族誌映像のために 一九七〇年代~現在
3 本書関連民族誌映画DVD収録作品解説
終章 新たな課題――方法論から認識論へ 村尾静二
2 新しい民族誌映像のために 一九七〇年代~現在
3 本書関連民族誌映画DVD収録作品解説
終章 新たな課題――方法論から認識論へ 村尾静二