館外での出版物
出版物情報
- 出版社:臨川書店 出版社ホームページはこちら
- 定価:3,200円(税抜)
- ISBN:978-4653043645
- 判型:四六判
- 頁数:284頁
主題・内容
大航海時代に「楽園」と描写されたオセアニアの風景は、島に移住した人類が数千年かけて創り出したものである。資源の限られた島環境でも王国が出現するなど、多様な暮らし方の工夫を考古学・民族学資料から紹介。
目次
はじめに
一章 島の暮らしを読み解く
研究の歴史/オセアニアは「天然の実験室」
二章 人はいつから島に住んだのか
海を渡った旧石器文化集団/あとから来た新石器文化集団/ポリネシアからアメリカ大陸への往復
三章 島で生きる工夫
狩猟と漁労/栽培と飼育/島嶼間交流
四章 島の食料事情
植物食/動物食/調理の工夫/保存食と航海食
五章 物質文化と技術
航海用具/漁労具/工具・利器/ロープ・繊維/土器/交換財・貨幣
六章 社会形態の違いとその背景
部族社会/ビッグマン社会/首長制社会(階層社会)/ミステリー・アイランド
七章 グローバル時代に生きる島人
歴史に翻弄された島々/伝統とハイテク/辺境の島はいま/海面上昇に脅かされる島々
終章 島に住む
参考文献・初出一覧・索引