Devotion to the Arts of Living Daily Life Among the Aynu of the Kurile, Sakhalin and Hokkaido Islands Objects from the Late 19th - Early 20th Century Collections of Ethnological Museums in Germany and Japan
ヨーロッパではアイヌ民族に対する関心が高く、19世紀末から20世紀初めにかけてアイヌに関する資料が盛んに収集されました。特にドイツでは、北海道、樺太(サハリン)、千島列島のアイヌの民具が多数収集されました。今回はその中でも、ライプツィヒとドレスデンの民族学博物館から152点の資料と30点あまりの写真を借用して展示します。また、これらとほぼ同時期に収集された本館の所蔵資料(東京大学旧蔵資料)も展示します。アイヌ文化が急激な変化を被りつつも、その独自性を残していた100年前の人びとのくらしを紹介するとともに、生活用具製作の技術の高さと、工芸としての完成度の高さを示していきたいと思います。また当時、黎明期にあった日本の人類学の活動の一端も紹介します。なお、今年は日独交流150周年で、本特別展はその関連事業の一つです。
チラシダウンロード[PDF:2.25MB]
ご利用案内
- 特別展示館 開館時間=午前10時~午後5時[入館は午後4時30分まで]
- 休館日=水曜日 [期間中11月23日(水・祝)は開館、翌24日(木)は休館]
- [無料観覧日] 11月3日(木・祝)、11月19日(土)、11月20日(日)
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[観覧料]一般420円(350円) 高校・大学生250円(200円) 小・中学生110円(90円)
上記観覧料ですべての展示をご覧いただけます。
( )は、20名以上の団体料金、大学等の授業でご利用の方、授業レポート等の作成を目的とする高校生、3 ヶ月以内のリピーター、満65 歳以上の方の割引料金(要証明書等)- 大学等は、短大、大学、大学院、専修学校の専門課程
- 自然文化園(有料区域)を通行される場合は、自然文化園各ゲート脇の券売機で当館(国立民族学博物館)の観覧券をお買い求めください。同園内を無料で通行できます。
- 障がい者手帳をお持ちの方は、付添者1 名とともに無料で観覧できます。
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毎週土曜日は、小学生・中学生・高校生は無料で観覧できます。
(ただし、自然文化園(有料区域)を通行される場合は、同園の入園料が必要です。)
主催=国立民族学博物館、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構
後援=国土交 通省、文化庁、外務省、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、北海道、北海道教育委員会、大阪府教育 委員会、吹田市、吹田市教育委員会、社団法人北海道アイヌ協会
協力=ドレスデン国立アートコレクション、ザクセン国立民族誌コレクション群、ライプツィヒ民族学博物館、ドレスデン民族学博物館、北海道開拓記念館、東京大学総合研究博物館、東京大学大学院医学系研究科・医学部細胞生物学・解剖学講座、板橋区立郷土資料館、函館市中央図書館、財団法人アイヌ民族博物館、北海道大学アイヌ・先住民研究センター、北海道大学スラブ研究センター、財団法人千里文化財団、日本万国博覧会記念機構