研究成果の公表(研究成果物を含む)
硫黄島および徳之島においては、調査撮影に訪れるたびに、それまで撮影した映像の上映をおこない、意見交換を繰り返してきた。平成24年度には、それらの成果に基づき、徳之島の映像をマルチメディアコンテンツ「徳之島の唄と踊りと祭り」としてまとめた。現在、関係者と徳之島での公開方法や今後のコンテンツの拡充について、協議を進めている。また、硫黄島の映像については、現在、同様のコンテンツ作成に向けて整理と編集を進めている。
また、以下の研究会等において成果の公開をおこなってきた。
2011年1月10日、国立民族学博物館、研究会(東洋音楽学会西日本支部と合同開催)インドの映像作家アラギリスワミ・サーランガラージャン氏を招いての映像上映と討論
2011年3月14~15日、国立民族学博物館、国際シンポジウム「東南アジアにおけるゴングの映像民族誌」(現在、英文報告書を作成中)
2011年10月30日、国立民族学博物館、研究会(東洋音楽学会西日本支部と合同開催)写真家古屋均氏を招いてのインドネシアの仮面舞踊についての映像上映と討論
2012年12月15日、国立民族学博物館、東洋音楽学会西日本支部定例研究会、八代妙見祭の獅子舞に用いられるチャンメラの復元製作プロジェクトにおける映像利用等について報告
八代妙見祭のチャンメラ復元については、次の報告書を作成した。
笹原亮二編『チャンメラを作る』(DVD付き)、発行:国立民族学博物館音楽展示プロジェクトチーム、人間文化研究機構連携研究プロジェクト「映像による芸能の民族誌の人間文化資源的活用」、2012.10
このほか、各メンバーの研究成果公開として、講演、研究発表、映像製作監修等をおこなっている。