国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2013年7月13日(土)
《機関研究成果公開》国際ワークショップ「武器をアートに―モザンビークにおける平和構築の営みを考える」

チラシダウンロード[PDF:904KB]
  • 日時:2013年7月13日(土)13:30~16:30
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
  • 使用言語:英語、日本語(同時通訳)
  • 一般公開(参加無料/要事前申込/定員70名[先着順])
  • 連絡先:
    国立民族学博物館 吉田憲司研究室
    〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
    Fax:06-6878-7503
    e-mail:afpro★idc.minpaku.ac.jp
    ※★を@に置き換えて送信ください。
 

趣旨

内戦を経験したアフリカのいくつかの地域で、いま、紛争を乗り越え、社会の平和を構築しようという動きが活発化しています。なかでも、モザンビークの動きには注目すべきものがあります。

モザンビークでは、1975年の独立後1992年まで続いた内戦の結果、戦争終結後も大量の銃器が民間に残されました。現在、この銃器を農具と交換することで回収し、武装解除を進めるとともに、回収された銃器を用いてアートの作品を生み出し、社会の安定化に貢献しようという、TAE(Transformação de Armas em Enxadas/Transforming Arms into Plowshares)「銃を鍬に」というプロジェクトがすすめられ、内戦後の平和構築のモデルとして注目を集めています。民博では、昨年、アーティストたちの手で制作された作品<いのちの輪だち>を収集し、本年7月11日(木)より、「武器をアートに―モザンビークにおける平和構築」と題する企画展で公開いたします。

今回のワークショップでは、その公開にあわせ、作品の制作者、フィエル・ドス・サントス氏とクリストヴァオ・カニャヴァート(ケスター)氏、ならびにTAEプロジェクトのコーディネーターのニコラウ・ルイス氏を招聘し、あわせてTAEのプロジェクトを長年支援してきた日本のNGOえひめグローバルネットワーク代表の竹内よし子氏をむかえて、それぞれの活動についてご報告いただくとともに、参加者の間で、このプロジェクトの意義を改めて考えてみたいと思います。平和構築に向けてアートはどのような力をもっているのか。また、平和な世界を築くために私たちにいま何ができるのか。それを考える機会になればと願っています。

プログラム

13:30~13:45 趣旨説明 吉田憲司(国立民族学博物館)
13:45~15:00 パネル・トーク
ニコラウ・ルイス Nicolau Luis (Christian Council of Mozambique) フィエル・ドス・サントス Fiel dos Santos (アーティスト) クリストヴァオ・カニャヴァート(ケスター) Cristovao Canhavato (Kester)(アーティスト)
竹内よし子(えひめグローバルネットワーク)
15:00~15:20 休憩
15:20~16:30 コメントと全体討論