研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
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2015年3月13日(金)
シンポジウム「イスラエル建国以前のパレスチナをめぐるナショナリズムの諸相」 -
- 日時:2015年3月13日(金)13:00 - 18:10
- 場所:東京大学東洋文化研究所第一会議室
- 研究者対象(申込不要/定員は20名[先着順])
- 使用言語:日本語
- 主催:国立民族学博物館共同研究「パレスチナ・ナショナリズムとシオニズムの交差点」(代表:菅瀬晶子)
- 共催:NIHU・イスラーム地域研究東大拠点パレスチナ研究会
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お問い合わせ:
国立民族学博物館 菅瀬研究室
TEL: 06-6878-8328
E-mail:malfuf★idc.minpaku.ac.jp
※★を@に置き換えて送信ください。
開催趣旨
本シンポジウムは、国立民族学博物館で2011年度よりおこなわれてきた共同研究「パレスチナ・ナショナリズムとシオニズムの交差点」の成果公開として実施される。共同研究では、イスラエル建国以前の19世紀後半から現代に至るまでの、パレスチナ・ナショナリズム、アラブ・ナショナリズムとシオニズムそれぞれの様態や、相互に与えた影響について、「現地の視点」を尊重するという理念のもとに研究会をおこなってきた。また、イスラエル国内のパレスチナ人市民やアラブ人コミュニティ内の非ムスリム、女性、反シオニズムのユダヤ人といったマイノリティの視点や、文化的活動におけるアイデンティティ表象に注目してきたのが、本共同研究の特色でもある。このたび、NIHUイスラーム地域研究との共催という形式を選んだのは、他のパレスチナ研究者、シオニズム研究者とも研究成果を共有するためである。
オスロ合意に基づく和平プロセスの頓挫後、パレスチナ/イスラエルをめぐる状況は膠着状態に陥り、状況を改善する糸口はまったくみえない。このような現状が生じている背景には、現地の人びとの声があまりに無視され続けてきたという事実がある。パレスチナ/イスラエル研究もまた、欧米的言説に支配されてきた。今後の展望を見据えるためにも、現在の状況の根源が生じた時代である、19世紀後半からイスラエル建国前夜の時代において、パレスチナ/イスラエルがいかなる状態に置かれていたのかを再検討する必要がある。
本シンポジウムにおいては、その時代に育まれたパレスチナとアラブのナショナリズム、そしてシオニズムそれぞれのありかたを、当事者たちの記録や証言をもとに再考することをめざす。本シンポジウムで交わされる議論を、パレスチナ/イスラエル再考のためのひとつの契機としたい。プログラム
13:00 - 13:05 開会挨拶
錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)13:05 - 13:10 趣旨説明
菅瀬晶子(国立民族学博物館)第一セッション 司会:奥山眞知(常磐大学(元)) 13:10 - 14:00 「『ナショナリズム』揺籃:第一次世界大戦下のパレスチナにおける『臣民』(仮)」
田村幸恵(津田塾大学)14:00 - 14:50 「ディアスポラ・ナショナリズムとシオニズムのはざまで――S・アン=スキーの思想的遍歴における精神的力と身体的力」
赤尾光春(大阪大学)14:50 - 15:10 休憩 第二セッション 司会:奈良本英佑(法政大学(元)) 15:10 - 16:00 「ナジーブ・ナッサールのアラブ・ナショナリズム観――『シオニズム』とカルメル誌における活動から」
<菅瀬晶子(国立民族学博物館)16:00 - 16:50 「パレスチナにおけるB-P系スカウト運動と『ワタンへの愛』」
田浪亜央江(成蹊大学)16:50 - 17:10 休憩 17:10 - 18:10 コメント・総合討論 17:10 - 17:20 コメント1 臼杵陽(日本女子大学) 17:20 - 17:30 コメント2 藤田進(東京外国語大学(元)) 17:30 - 18:10 総合討論 閉会挨拶:長沢栄治(東京大学東洋文化研究所)