国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館外での出版物

市民社会セクターの可能性――110年ぶりの大改革の成果と課題

2015年3月10日刊行

岡本仁宏(編著)、雨宮孝子、太田達男、出口正之、山岡義典、初谷勇

関西学院大学出版会
【各個研究成果】

出版物情報

  • 出版社:関西学院大学出版会 出版社ホームページはこちら
  • 定価:2,200円(税抜)
  • ISBN:9784862831880
  • 判型・体裁:A5判
  • 頁数:252頁
  • 各個研究「NPO・NGOに関する総合的研究」成果

主題・内容

110年ぶりの公益法人制度改革について、内閣府公益認定等委員会の常勤委員を務めた筆者が公表資料のみに基づいて、評価し、ガラパゴス化している、学校法人、社会福祉法人、医療法人、NPO法人などの統合への道筋や課題を明らかにしたもの。出口執筆部分についての方法論としては、「政策の人類学」という手法が使用されている。

目次

序章 公益法人制度改革の文脈と意義(岡本仁宏)
第1部 公益法人セクターと公益認定制度の課題──110年ぶりの改革法の完全施行で見えてきた問題
第1章 公益法人制度改革の現状と今後の展望(雨宮孝子)
第2章 制度改革の経緯(太田達男)
第3章 主務官庁制度のパターナリズムは解消されたのか(出口正之)
第2部 新しい市民社会の姿──市民社会セクターの課題と展望
第4章 セクターの構造と変容(太田達男)
第5章 非営利法人制度の統一的将来像に向けて(山岡義典)
第6章 制度統合の可能性と問題 ガラパゴス化とグローバル化(出口正之)
第7章 論点の再整理 よりよい非営利法人法体系に向けて(初谷勇)
終章 日本の市民社会セクターの発展のために 論点整理と提言(岡本仁宏)