• 主　催：国立民族学博物館・日本経済新聞社
• 日　時：2011年11月4日（金）　18：00～20：20（開場17：00）
• 場　所：日経ホール
  （東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル3階）
• 定　員：600名
• 参加費：無料

☆手話通訳あり

移民・移住や産業化がますます進み、古典的な「ふるさと」観からの脱却がもとめられる昨今、「ふるさと」像の再構成や、それを継承するための実践について考えます。また。「ふるさと」像に代わる観念をいかに創出できるのか、人類の未来の可能性について議論します。

チラシダウンロード［PDF：683KB］

プログラム

申込方法

「11月4日講演会参加希望」と明記の上、

1. 郵便番号
2. 住所
3. 氏名
4. 連絡先電話番号
5. 今後の講演会などのご案内送付希望の有無

を記載し、ハガキ、FAX、メールにてお申し込みください。

• 2名様以上でお申し込みの場合は、それぞれの方の1）～5）を必ず明記してください。
• また、手話通訳をご希望される方、車椅子をご利用される方は、お席をご用意いたしますのでお申し込みの際に必ずご記入ください。
• ※参加申込をいただいた方の個人情報は、参加証の発送、次回以降の講演会などのご案内に使用いたします。

宛先

• 〒565-8511　大阪府吹田市千里万博公園10-1
• 国立民族学博物館　研究協力課　宛
• FAX 06-6878-8479
• メールアドレス koenkai★idc.minpaku.ac.jp
  ※ウイルスメール等対策のため、E-mailアドレスには、｢@｣の代わりに｢星(★)｣を入れております。メール送信の際は、｢★｣を｢@｣に換えて送信してください。

注意事項

• 会場には必ず参加証をご持参ください。参加証はお一人様一枚となっております。
• 参加証がない方は会場には入れませんのでご注意ください。

問合せ先

• 国立民族学博物館 研究協力課研究協力係
• TEL 06-6878-8209

講演内容

講演1「音楽が創る『ふるさと』―北米日系人の居場所とつながり」

寺田吉孝（民族文化研究部 教授）

北米の多民族社会でマイノリティとして生きる日系人にとって、自分の居場所をみつけることは常に切実な問題でありつづけてきた。日系人が聴き、演奏する音楽は、このような居場所の模索や、彼らが抱く「ふるさと」像と深く結びついている。講演では、世代によって変化する日系人の音楽実践とかれらの居場所との関係について紹介する。

＜講師紹介＞
マイノリティ集団の音楽実践とアイデンティティ形成の関係について、民族音楽学的視点から研究を行っている。近年では、音楽研究における映像メディアの有効性に関する 研究にも取り組んでいる。編著にMusic and Society in South Asia (08年、国立民族学博物館) 、共著にEncountering Music and Musicians (11年、Ashgate)、映像作品に『海を渡った和太鼓』（10年、国立民族学博物館）などがある。

講演2「法と文化のはざまに生きる人びと、その帰る場所」

陳天璽（先端人類科学研究部 准教授）

国籍って、だれでも持っているものだと思っていないだろうか。無国籍の問題は、自分と関係のないこと、と思っていないだろうか。実は、私たちの身近に、移民や無国籍の人たちはたくさんいる。法と文化のはざまにいる人びとは、自分は何者だろうと悩んだり、他人に奇妙な目で見られることが多い。講演では、そんな彼らの居場所はどこにあるのか、私たちはどう対応すればいいのかについて考える。

＜講師紹介＞
移民や無国籍者について、アイデンティティ、生きる権利の視点から調査研究を行っている。近年は、無国籍者の支援、身分証明が人の生活に与える影響などの研究に取り組んでいる。単著に『華人ディアスポラ』（01年、明石書店）、『無国籍』（05年、新潮社）、『無国籍』（11年、新潮文庫）、編著に『忘れられた人々　日本の「無国籍」者』（10年、明石書店）などがある。

日経ホール（東京都千代田区大手町1-3-7　日経ビル3階）

［地下鉄］
東京メトロ

• ◆ 千代田線　　「大手町駅」中央改札より徒歩約4分
• ◆ 丸ノ内線　　「大手町駅」鎌倉橋方面改札より徒歩約5分
• ◆ 半蔵門線　　「大手町駅」大手町方面改札より徒歩約5分
• ◆ 東西線　　　「大手町駅」中央改札より徒歩約9分
  「竹橋駅」大手門口方面改札より徒歩約2分

都営地下鉄

• ◆ 三田線　　　「大手町駅」大手町方面改札より徒歩約6分

地下鉄「大手町駅」下車C2b出口直結