国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2012年11月3日(土)
《機関研究成果公開》国際ワークショップ「アジアの布と生きる」

チラシダウンロード[PDF:8.21MB]
  • 日時:2012年11月3日(土) 10:00~17:10 
  • 場所:国立民族学博物館 講堂
  • 言語:日本語、英語(同時通訳付き)
  • 主催:国立民族学博物館
  • 参加方法
    このワークショップは一般公開で、事前に往復葉書かEメールで申込みの上、どなたでも参加できます。
  • 申込先:〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
    国立民族学博物館・国際ワークショップ「アジアの布」事務局
    Eメールアドレス cloth@idc.minpaku.ac.jp
 

趣旨

 日本やアジアの伝統染織の現場で、さまざまに活躍されている6人の方にお話を伺います。アジアの布と衣への広い関心を生み出した先駆者今井さん、南アジアを歩き回り布を集めて、美術館まで作り上げた岩立さん、日本の麻布・自然布を集め調べて30年の吉田さん、インドネシア各地で伝統織物を調査し、女性たちの製作グループを育ててきたバリ島「暮らしの糸/ブバリ財団」のイングラムさんとホーウさん、南オーストラリア州美術館で学芸員を勤めながら、土着の布・工芸の現場を広く歩いてきたベネットさん。日本やアジアの風土の中で作られる布、その製作、流通、消費まで、現状と今後の展望を議論するワークショップです。布が好きな方、製作・流通に関わる方、勉強中や研究中の方、みな会場においでください。

プログラム

11月3日(土)10:00~17:10
10:00~10:05 歓迎挨拶 須藤健一(国立民族学博物館長)予定
10:05~10:20 テーマと趣旨の説明 関本照夫(国立民族学博物館)
10:20~10:30 休憩
10:30~11:20 「現代の身衣(MIGOROMO)-モンスーンアジアの腰衣」今井俊博(ユーラシア・クリエイティヴ・ジャパン代表取締役)
  今井さんへの質問と対談 中谷文美(岡山大学)
11:20~12:10 「アジアの布を求めて」岩立広子(岩立フォークテキスタイルミュージアム館長)
12:10~13:00 昼休み
13:00~13:50 「暮らしをつなぐ糸-現代インドネシアの伝統染織」ウィリアム・イングラムとジーン・ホウ(インドネシア、Threads of Life/Bebali財団共同代表)
 13:50~14:40 「結びつける糸-ジャワ人・オーストラリア先住民バティック芸術家たちの文化交流」ジェームズ・ベネット(南オーストラリア州美術館・アジア美術担当学芸員)
14:40~14:50 休憩
14:50~15:40 「日本人が着てきた自然布」吉田真一郎(近世麻布研究所代表)
15:40~15:55 全体へのコメント(1) 窪田幸子(神戸大学)
15:55~16:10 全体へのコメント(2) 未定
16:10~17:00 全体討論
17:00~17:10 閉会挨拶 関本照夫(国立民族学博物館)