国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2005年3月18日(金)
シンポジウム「ユーラシアにおける遊牧民の歴史的役割」

  • 日時:2005年3月18日(金) 13:30~17:00
  • 会場:国立民族学博物館 講堂

※一般公開といたしますので、どなたでもご参加いただけます。

 

趣旨

松原正毅教授がこれまで国立民族学博物館で実施してきた共同研究ならびにそれを基礎とする海外学術調査の成果を総合的に活用し、ユーラシアにおける遊牧民の歴史的役割を多角的な視点から明らかにするシンポジウムをおこなう。
松原正毅教授の基調講演につづいて、国立民族学博物館の共同研究員であった5人の研究者がそれぞれ異なる領域ないし観点から簡単な報告をおこない、海外研究者(いわゆる内外モンゴル)のコメントを受けて、討論をおこなう。
広範な時空にまたがる知見を基盤にして、人類の歴史におけるユーラシア遊牧民の意義が明らかになるだろうと思われる。なお、基調講演ならびに諸報告の内容は、2005年3月9日刊行予定の『ユーラシア草原からのメッセージ ─ 遊牧研究の最前線』と呼応するものである。

プログラム(13:30~17:00)  

*敬称略

開会挨拶 小長谷有紀(国立民族学博物館・教授)
基調講演 松原正毅(国立民族学博物館・教授)
  「ユーラシアにおける遊牧民の歴史的役割」
<休 憩>  
報告その1 林俊雄(創価大学・教授)
  「古今東西の石人総まとめ」
報告その2 宇野伸浩(広島修道大学・教授)
  「モンゴル帝国の歴史人類学」
報告その3 梅村坦(中央大学・教授)
  「ユルドゥズ草原の牧民集団と春営地」
報告その4 濱田正美(神戸大学・教授)
  「オアシス都市との関係からの検討」(仮題)
報告その5 楊海英(静岡大学・助教授)
  「遊牧民の歴史的役割を見直しはじめた中国」
<休 憩>  
討論 司会:小長谷有紀
コメンテーター
  ボラグ(国立民族学博物館・客員教官)
  ルハグバスレン(モンゴル文化基金・事務局長)
  バトジャルガル(駐日モンゴル国特命全権大使)
閉会挨拶 小長谷有紀

お問い合わせ

大阪府吹田市千里万博公園10-1
  国立民族学博物館 研究協力課国際協力係
  Tel:06-6876-2151(代表)