研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
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2018年9月20日(木)
国際シンポジウム「フィジー諸語と地理情報システム、および博物館展示への応用」 -
館長リーダーシップ経費研究成果公開プログラム1
- 日時:2018年9月20日(木)9:30 - 17:00
- 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
- 言語:英語、日本語、日本手話
(日英同時通訳、日本語-日本手話通訳つき) - 研究者対象(参加無料/要事前申込[先着順])
- 後援:日本言語学会、日本歴史言語学会、日本オセアニア学会
- 協力:日本財団助成国立民族学博物館手話言語学研究部門(みんぱく手話部門)
- お問い合わせ:
FijiGISシンポジウム事務局
E-mail:fijigis★minpaku.ac.jp
※★を@に置き換えて送信ください。
お申し込みは以下のフォームからお願いいたします。(外部サイトになります。)
趣旨
本シンポジウムは、国際学際共同研究「地理情報システム(GIS)を用いたフィジー語方言地図の作成とそれに基づくヒトの移動史の解析」(研究代表者:菊澤律子、2017年4月~2019年3月、りそなアジアオセアニア財団)の研究成果公開の一環として開催する。このプロジェクトでは、フィジーで話される300余言語のデータを地図情報と組み合わせ、通時・共時両側面から言語分析分析を行うためのツール開発を行っている。今回はその中から、フィジーの言語に関する現状、GIS利用の意義と見通し、成果の博物館利用をテーマに、それぞれが研究報告を行い、可能性を探る。
なお、シンポジウムの前後(9月18日、19日、21日)には、プロジェクトメンバーによるサテライト・ワークショップ(英語のみ)を開催する。メンバー以外の関連分野の専門家による聴講も若干名受け付ける。詳細については問い合わせ先まで。プログラム
8:45 - 9:45 打ち合わせ(通訳者および講演者のみ) 9:30 - 9:50 受付 9:50 - 10:00 開会の挨拶 吉田憲司(国立民族学博物館長)
諸連絡 菊澤律子(国立民族学博物館)第1部:フィジー語GISプロジェクト 司会:持橋大地(国立統計数理研究所)
10:00 - 10:50 「プロジェクトの概要:なぜフィジー語か?なぜGISか?」
菊澤律子(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)10:50 - 11:40 「フィジー諸語の概要」
発表要旨
ポール・ギャラティ(南太平洋大学)11:40 - 11:55 休憩 11:55 - 12:45 「地理情報システムを言語学的データに適用する可能性」
発表要旨
ジョン・ローリー(マッセー大学/南太平洋大学)12:45 - 13:45 昼食 第2部:フィジーにおけるさまざまな言語 司会:吉岡乾(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)
13:45 - 14:15 「フィジー語バトゥレレ方言の必須項と周辺項:斜格標示 i を中心に」
発表要旨
岡本進(東京外国語大学)14:15 - 14:45 「フィジー手話の地域差―ヴィティレヴ島の西部と東部の比較をとおして」
発表要旨
佐野文哉(京都大学)14:45 - 15:00 休憩 第3部:フィジー諸語と文化、博物館の今後 司会:菊澤律子(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)
15:00 - 15:20 「みんぱくにおけるフィジー語の演劇パフォーマンス」
発表要旨
丹羽典生(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)15:20 - 16:05 「フィジーにおける博物館発展プロジェクト:言語に関連して」
発表要旨
アポロニア・タマタ(フィジー政府フィジー文化経済社会信託機構)16:05 - 16:45 討論(全員)