国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Fax: 06-6878-7503
email: editorial★minpaku.ac.jp
★を@に置き換えて送信ください。

2008 No.122

特集 マオイスト運動の人類学
2008年9月30日発行

バックナンバー

目次

特集 マオイスト運動の人類学
責任編集 南真木人
2008年4月18日、ネパール共産党(毛派)が制憲議会選挙において圧勝を収め、
ネパールは、王制廃止と連邦民主共和制へ確実な一歩を踏みだした。
マオイストたちが、これらの目標を掲げ武装闘争を開始した1996年、
この結果を予想した者がいるだろうか。
彼らが急速に支持を集めることになったのはなぜか。
十年に及ぶ「人民戦争」は、地域社会にどのような影響を与えたのか。
マオイスト運動の人類学
文・写真 南真木人
制憲議会選挙におけるマオイストの動向
文・写真 小倉清子
西ネパールの村落社会からみる人民戦争―2001年と2004年の国内避難民流出
文・写真 安野早己
「開発」と「革命」のはざまで―カマイヤ農業労働者とマオイスト
文・写真 藤倉達郎
マオイストと憲法―政治学・憲法学からのアプローチ
文・写真 谷川昌幸
リーディング・ガイド
プロジェクト
多様性のホットスポット
共同研究:マダガスカルの文化的多様性に関する研究
文・写真 飯田卓
かつて開発モデルと語られし村
各個研究:フィジーの協同組合を事例とする経済開発と伝統文化に関する社会人類学的研究
文・写真 丹羽典生
資料と情報
第7回ロシア民族学者・人類学者会議
文・写真 佐々木史郎
ほん
野林厚志著
『イノシシ狩猟の民族考古学―台湾原住民の生業文化』
評者 本郷一美
岸上伸啓
『カナダ・イヌイットの食文化と社会変化』
評者 赤峰淳
民博の研究刊行物
ひと
クリス・イクェメジさん
紹介者 出口正之
紀行
中国雲南省ナシ族のワインに魅せられて
文・写真 岡晋
ニュース
視座
考古学から眺めた現代社会
文 関雄二

No.121 All No.123

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Fax: 06-6878-7503
email: editorial★minpaku.ac.jp
★を@に置き換えて送信ください。