みんぱっく 活用例「異文化に親しむ」
大阪市立東三国小学校
「異文化に親しむ」
大阪市立東三国小学校は年間を通して、いろんな国にルーツを持つ方を講師に招き、異文化理解教育に積極的に取り組んでいらっしゃる学校の一つです。
今回は、お隣の国、“韓国”のことをより知るための「異文化に親しむ」という時間に「みんぱっく~ソウルスタイル」ともどもお邪魔しました。(当館ボランティアグループの「みんぱくミュージアム・パートナーズ」の方々も一緒に伺いました)
講師は、“大阪市民族講師会 地域代表”の金 剛志先生です。
今回は、お隣の国、“韓国”のことをより知るための「異文化に親しむ」という時間に「みんぱっく~ソウルスタイル」ともどもお邪魔しました。(当館ボランティアグループの「みんぱくミュージアム・パートナーズ」の方々も一緒に伺いました)
講師は、“大阪市民族講師会 地域代表”の金 剛志先生です。
■ 授業の流れ
2時限目~6年生
3時限目~4年生 4時限目~5年生
東三国小学校所蔵の韓国の民族衣装や、おもちゃなどとともに「ソウルスタイル」のパックの中身を展示し、授業が始まる前後には子ども達は自由に触って楽しんでいました。
韓国の挨拶や、地図を使っての説明から始まり、展示している「みんぱっく」の中身から、小学生の子供達の学用品を見せたり、実際に使われている給食のトレイなどを見せて、みんなが使っているモノとどこが似ているか、どこがどう違うかと言うことを質問されました。 特に給食に関しては、みんなが違いを認め、たくさんの発表がありました。 ・トレイが一体型、お皿がくっついてる!! ・スプーンとお箸も金属! ・毎日の給食にキムチがある! などなど。 食事の食べ方の説明から、日本や韓国、他の国にもそれぞれに独自の伝統、文化があるということを説明。そして、違いがあるということはとても大事で、その違いを認めていくことはとてもすばらしい事である、ということを強調されました。 その後は、数字の読み方を紹介しました。 最後には韓国の子ども達の遊びを紹介し、実際に子ども達とおおいに盛り上がりました。 |
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■ 見学の感想
各学年での授業では「みんぱっく」は展示のみと聞いていましたが、講師の金先生が私たちが見学することを聞いて急遽授業内容を変更して進められました。(金先生、ありがとうございます!)
突然の変更にもかかわらず、「みんぱっく」の中から、子ども達の学用品や教科書、給食トレーなどを使って、子ども達にとても上手く“異文化”というキーワードを伝えられていました。 子ども達は展示されている遊び道具、学用品、衣装などに興味津々でした。また、以前から金先生には異文化を学ぶ授業を受けていることもあり、韓国語での挨拶などもみんなちゃんとおぼえていました。 また、金先生が紹介した異国の遊びにも夢中になっていました。さすが小学生で、覚えるのも早いです! ゲームはとても素朴だけどおもしろく、思わず夢中になりました! 金先生という人を通し、ゲームやモノを体感し、子ども達は韓国の事が少しは理解出来たのではないでしょうか? 最後にはもう一度今回の授業の大きなテーマである、“異文化”というキーワードについて、金先生は心を込めて説明しました。 “みんな違った顔。それぞれ好きなものも違うし、得意なことも違う。みんな違っていて当たり前! お隣の人とでも違うんだから、国が違ったらその分違いも大きい。 違いがあることってとても大事なこと。 そして、それを認めていくということはすばらしい事!! 違う人の気持ちを理解する。そういったことを胸に留めておいて下さい。 異なる文化を理解する、ってとても難しいことですが、金先生の授業を受けて、子ども達も私たちも何だか韓国のこと、今までよりもっと近く感じたような気がします。 活用事例掲載に到るまで、お世話になりました校長先生はじめ学年の担当の先生方、金先生、ありがとうございました。 |
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