研究成果の公表(研究成果物を含む)
- 成果報告書
- 『国立歴史民俗博物館研究報告』192集、2014年12月、全232頁 仁藤敦史編
- 人間文化研究機構連携研究「正倉院文書の高度情報化研究」特集号
※2013年1月26日に開催されたシンポジウムの報告内容をまとめた予稿集及び、韓国国立中央博物館企画展示で正倉院文書が展示されることに連動して開催された講演会(共同研究のメンバーが連携予算により渡航)の要旨集『正倉院文書の世界』(韓国中央博発行・ハングル語、2011)を基盤としている。
- 目次
- 仁藤敦史 研究の概要
- 栄原永遠男 正倉院文書研究の現状と課題
- 山下有美 写経所文書研究の展開と課題
- 富田正弘 古代文書様式の中世への展開①
- 〔研究ノート〕
- 山下有美 正倉院文書の性格とその特質
- 飯田剛彦 三つの山辺諸公手実をめぐって
- 今津勝紀 古代家族の復原シミュレーションに関する覚書
- 高田智和 ヲコト点の座標表現
- 倉本一宏 摂関期古記録データベースをめぐって
- 後藤真 正倉院文書のデジタル化の意義と課題
- 安達文夫・鈴木卓治・仁藤敦史 超高精細画像自在閲覧方式を適用した正倉院文書の調査研究支援閲覧システム
- 〔調査研究活動報告〕
- 栄原永遠男 大阪市立大学栄原ゼミにおける写経所文書研究
- 山口英男 史料編纂所と正倉院文書調査
- 佐々田悠 正倉院事務所における古文書調査のあゆみ
- 仁藤敦史 正倉院文書研究と歴博複製事業の役割
- 小倉慈司 『正倉院文書拾遺』後の庫外正倉院文書
- 稲葉蓉子・林友里江 正倉院文書データベースの概要と課題
- 展示公開
- 韓国国立中央博物館特別展示『文字、その以後』2011・10・5~11・27
正倉院文書自在閲覧システム ハングル版を会場で公開
関連記念講演会 11月4日 韓国国立中央博物館セミナー室 - 国際企画展示「文字がつなぐ」国立歴史民俗博物館 2014・10・15~12・1
正倉院文書の世界―公文編・写経所文書編:パワーポイントによる展示
正倉院文書自在閲覧システム公文編の展示
- 韓国国立中央博物館特別展示『文字、その以後』2011・10・5~11・27
- 即日閲覧公開(正倉院文書研究支援自在閲覧システム)
- 正倉院自在閲覧システム公文編の即日閲覧公開
正倉院文書自在閲覧システムに、正倉院文書断簡DB(公文編)を組み込んだもの
歴博即日閲覧室において、2015年2月から来館者向に公開
- 正倉院自在閲覧システム公文編の即日閲覧公開
- 国際シンポジウム予稿集
- 2014年11月2日に開催された国際シンポジウムの報告内容をまとめたもの
- データベース作成
- 正倉院文書断簡データベース
各断簡の所在情報、『正倉院古文書影印集成』(八木書店)・『正倉院文書目録』(東京大学史料編纂所)・『大日本古文書』(同)・『正倉院古文書目録』(文献出版)における文書名などの情報、閲覧システム上での位置情報(画像データがあるもののみ)を約3000件入力し、データベース化した。正倉院文書自在閲覧システムと連動し、システム上で選択した断簡の情報が表示されるようになっている。 - 正倉院文書編年データベース
現在までに発表された「正倉院文書写経機関関係文書編年目録」(『東京大学日本史学研究室紀要』)の情報を検索可能にするため、文書名・年月日・所在などの情報を約5000件入力し、データベース化した。 - 正倉院文書関係論文データベース
正倉院文書に関する研究は戦前より膨大な蓄積があるが、本作業では約2500件にのぼる関連論文を目録化した。この文献目録では、論文を執筆者ごとに列記し、戸籍・写経・正税帳というようにその種別を記した。また関連する寺院や荘園の文献も集めた。
- 正倉院文書断簡データベース
- その他(共同研究員による成果)
- 栄原永遠男『正倉院文書入門』角川叢書、2011年
ハングル版自在閲覧システム