国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

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2003 No.100

特集 アラビアンナイト学への招待
2003年3月28日発行

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目次

特集 アラビアンナイト学への招待
責任編集 西尾哲夫
文明間の対話という現代的視点から見れば、300年前に初めてヨーロッパに紹介されたアラビアンナイトの「発見」は、アメリカ大陸の「発見」をはるかに凌ぐものであった。アラビアンナイトは、西欧、ひいては日本人のイスラム世界観を決定づけるキーワードともなった。アラビアンナイトの発生と生態の謎にせまる。
アラビアンナイトの幻影─他者イメージの生成をめぐって
文 西尾哲夫
アラビアンナイトとオートマタ
文 山中由里子
共鳴し、よみがえる音のイメージ
文・写真 水野信男
情報物語学の可能性─物語における知識構造のモデル化
文 小田淳一
リーディング・ガイド
プロジェクト
21世紀の環境保全型経済を構築する
共同研究:モンゴル遊牧システムにおける維持メカニズムの解明
文・写真 小長谷有紀
民芸思想の可能性
共同研究:柳宗悦と民芸運動
文 熊倉功夫
資料と情報
狩猟採集民研究は、人類学理論にいかに貢献できるか─第9回国際狩猟採集社会会議に参加して
文・写真 池谷和信
ほん
塚田誠之・瀬川昌久・横山廣子編
『流動する民族─中国南部の移住とエスニシティ』
評者 三尾裕子
杉本良男編
『宗教と文明化─20世紀における諸民族文化の伝統と変容7』
評者 三尾稔
民博の研究刊行物
ひと
スッバイヤー・シャンムガン・ピッライさん(前マドラス大学)
紹介者 杉本良男
紀行
生成途中の伝統─アメリカのハロウィーン
文 韓敏
ニュース
視座
我慢と我執ということ
文 熊倉功夫

No.99 All No.101

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