国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
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2004 No.104

特集 ミュージアムと民族学をつなぐもの
2004年3月31日発行

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目次

特集 ミュージアムと民族学をつなぐもの
責任編集 竹沢尚一郎
民族学・文化人類学が大きくその使命を変えつつある今日、民族学博物館の位置づけも変化せざるをえない。いわゆる先進諸国の研究者が第三世界の諸社会を一方的に訪れ、人びとの生活を記述し、それを支える諸原則を推論するといった従来の民族学のあり方は、根本から問い直されている。観察し理解する「主体=われわれ」と観察され理解される「客体=かれら」という不均衡な二分法を乗り越えることが、求められているのである。
ミュージアムと民族学をつなぐもの
文 竹沢尚一郎
展示、あるいは所有の誇示
文 川口幸也
現代美術と民族学─1989年「大地の魔術師」展がもたらしたもの
文・写真 小倉正史
民族学博物館と歴史の創出/剥奪
文・写真 竹沢尚一郎
リーディング・ガイド
プロジェクト
学びの場としての民博の可能性
共同研究:国立民族学博物館を活用した異文化理解教育のプログラム開発
文 森茂岳雄
外地録音の目録作り
共同研究:日本コロムビアの『外地』録音に関するディスコグラフィー的研究
文 細川周平
資料と情報
ベトナム・タイ学プログラム
文 樫永真佐夫
ほん
小長谷有紀編著
『遊牧がモンゴル経済を変える日』
評者 新井肇
大塚和義編
『北太平洋の先住民交易と工芸』
評者 関秀志
民博の研究刊行物
ひと
カノクサック・ゲーオテープさん
紹介者 平井京之介
紀行
都市と訪問者─集合住宅の不安
文・写真 森明子
ニュース
視座
「法人化」と「評価」をめぐって
文 藤井龍彦

No.103 All No.105

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