みんぱっく アンデスの玉手箱 ― ペルー南高地の祭りと生活
とうもろこし
クスコ近郊/ペルー
アンデス原産で、インカ以前の時代からアンデスの人々が栽培を行っており、多くの品種がある。新大陸発見後ヨーロッパをはじめ世界中にひろまり、アジアやアフリカなどの熱帯地方で広く栽培されるようになり、主食として利用されるようになった地域も少なくない。アンデスでは食料としてだけでなく、チチャとよばれる酒の材料としても重要な作物である。
關先生からのひとこと
aのとうもろこしは、チョクロといいます。日本ではジャイアントコーンとして知られています。生をゆでてかぶりつくととてもおいしいですよ。チョクロはよく軒下等にぶら下げて乾燥させ保存することもあります。ゆで戻して食べることもあればすり潰してからトウモロコシの葉でくるんで蒸す料理法もあります。
cは、煮出して砂糖を加えるとチチャモラーダという清涼飲料水になります。夏の暑いとき水代わりに飲みます。
取扱注意
防腐処理しています。
決して口に入れないでください。
参照資料
図録『アンデス文明』 p.151~p.164
ビデオ「1351アンデス高地の農耕と牧畜」~アイマラ族の農耕、牧畜の紹介
フィールドアルバム「トウモロコシの利用 モテ、カンチャ、チチャなど」
季刊民族学ファイル ~アンデス高地、~アンデスの濁酒、 ~民族学タテヨコ・酒
モノ情報カード
とうもろこし