国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2019年9月15日(日)
国際ワークショップ「民博が所蔵するアイヌ民族資料の形成と記録の再検討――データベースとその活用」

  • 日時:2019年9月15日(日)10:30 - 16:20
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
  • 一般公開(参加無料/要事前申込/定員50名)
  • 使用言語:日本語、ロシア語(同時通訳あり)

【参加申し込み方法】
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館「アイヌ民族資料データベース・プロジェクト」宛

参加ご希望の方は、メールで件名に『国際ワークショップ申込み』と明記の上、所属機関・氏名・連絡先を記入して、
aynu_forum●minpaku.ac.jp (●を@に置き換えてください)までお知らせください。
申込締切:9月11日(水)

 

趣旨

国立民族学博物館(以下、民博)に所蔵されているアイヌ民族に関連する標本資料は、5000点以上にのぼる。2016年度から19年度までの4年計画で、これらの資料の情報を充実させ、アイヌ文化に関心をもつ人びとが利用しやすいデータベースを提供すべく準備を進めてきた。
本ワークショップは、国内外のアイヌ資料を所蔵する機関の資料情報の整理・公開の状況、将来的な連携のあり方などについて事例報告や討論をとおして課題の共有をめざすとともに、現在進めている民博所蔵アイヌ資料の試作版データベースについて検討をおこなう。
あわせて、古い資料(コレクションの成り立ち)を研究する意義と可能性についても検討する。

 

プログラム

※順番や時間等は変更する場合があります

9月15日(日)
10:00 受付開始
10:30 - 10:35 挨拶
吉田憲司(国立民族学博物館長)
司会
岸上伸啓(大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事/国立民族学博物館教授)
10:35 - 11:00 趣旨説明および「民博所蔵アイヌ民族資料データベース」試作版について
齋藤玲子(国立民族学博物館准教授)
11:00 - 11:30 特別報告「100年前のアイヌ資料収集 バラートシ・バログのフィールドワークをたどって」
ダヴィド・ショムファイ(ハンガリー科学アカデミー民族学研究所/民博外国人研究員)
11:30 - 12:00 コメントおよび質疑応答
<昼食・休憩>
13:00 - 13:40 「ロシア科学アカデミーピョートル大帝記念人類学民族学博物館(クンストカメラ)所蔵のアイヌ民族資料について――収集史および保存と公開」
アンドレイ・ソコロフ(ロシア科学アカデミーピョートル大帝記念人類学民族学博物館[通称:クンストカメラ]研究員)
13:40 - 14:10 「サハリン州郷土博物館所蔵のアイヌ民族資料」
アンナ・レフホフスカヤ(サハリン州郷土博物館研究員)
14:10 - 14:50 「国立アイヌ民族博物館の収蔵品管理システムについて」
中井貴規(国立アイヌ民族博物館設立準備室研究員)
<休憩>
15:00 - 15:40 「アイヌ民族資料とデータベース――調査研究の現場から」(仮)
山崎幸治(北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授)
15:40 - 16:20 討論「アイヌ資料データベースのあり方について」
司会:齋藤玲子

閉会