国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

スタッフの紹介

川口幸也
川口幸也KAWAGUCHI Yukiya
民族文化研究部・准教授
専門分野
  • アフリカ同時代美術・展示表象論
各個研究
  • アフリカ同時代美術の表象に関する研究
  • 展示とミュージアムの多様性に関する研究
個人ホームページ

2012年4月より立教大学文学部へ

略歴

  • 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。世田谷美術館主任学芸員、学習院大学文学部非常勤講師、立教大学文学部、同大学院各非常勤講師を歴任。
  • 2003年より民博。

専門分野

美術史学、展示表象論

研究のキーワード

サブサハラ・アフリカ、同時代美術 表象 展示

現在の研究課題

  • アフリカ同時代美術を通して語られるアフリカと世界
  • 展示という表象の様式の歴史的位置付け

所属学会

美術史学会、アフリカ学会、民族芸術学会、文化資源学会

主要業績

単著
2011
『アフリカの同時代美術―複数の「かたり」の共存は可能か』東京:明石書店
編著
2009
『展示の政治学』(主編)東京:水声社
翻訳
2011
キャロル・ダンカン『美術館という幻想―儀礼と権力』東京:水声社
論文
2012
「場の政治学―アフリカの同時代美術はどこに展示されてきたか」『Mouseion』、no.58、pp.1‐18。
2011
"A Fateful Journey: A Curator's Perspective", Nka: Journal of Contemporary African Art, 28, pp.106-112.
2011
「珍奇人形から原始美術へ―非西洋の造形に映った戦後日本の自己像」『国立民族学博物館研究報告』36-1, pp.1-34。

館外活動(大学教育、社会活動等)

  • 大阪市博物館協議会 外部評価委員(2010-)
  • 関西学院大学社会学部 非常勤講師(2006-)
  • 関西学院大学社会学部大学院 非常勤講師(2004-)
  • 神戸大学文学部 非常勤講師(2004-)
  • 「アフリカ年2003」実行委員(2002-2003)
  • 国立民族学博物館共同研究員(1995-2000)

代表者を務めた研究・プロジェクト

共同研究「展示という語りの多様性と政治性に関する研究」(2004-2006)

経歴詳細

学歴
  • 東京大学文学部美術史学科卒業 (1981)
  • 東京大学大学院人文科学研究科 修士課程修了(1984)
職歴
  • 世田谷美術館 主任学芸員
  • 学習院大学文学部 非常勤講師
  • 立教大学文学部、同大学院 各非常勤講師
  • 東京大学文学部 非常勤講師(2003.10-2004.3)
  • 関西学院大学社会学部大学院 非常勤講師(2004.4-現在)
  • 神戸大学文学部 非常勤講師(2004.4-現在)
  • 国立民族学博物館 民族学研究開発センター助教授(2003)
  • 国立民族学博物館 文化資源研究センター助教授(2004)
  • 国立民族学博物館 民族文化研究部准教授(2011)
学位

文学修士(東京大学 1984)

研究詳細

  • アフリカ同時代美術を通して語られるアフリカと世界
  • 展示という表象の様式の歴史的位置付け

私の主たる関心のひとつは、アフリカの同時代美術がどのように生み出され、どう語られ、消費されていくかという点にあります。そこでは、アートは必ずしも自明ではなく、アートという語りの制度を通して、アフリカの歴史や文化を一方的に語ってしまうことの政治性や権力性が問題になり、同時にこのような語りを支えるメディアの存在も俎上に載せられます。この場合、メディアには、博物館や美術館が含まれることはいうまでもありません。アフリカの同時代美術というスクリーンに映し出されたさまざまな問題を通して、近代史の構造を浮き彫りにしていきたいと考えています。その過程では、中立的な立場を装ってきた従来の美術史の政治性や、今日文化人類学の中心的なテーマのひとつとされる、他者を語ることの権力性とその倫理に関る問題についても言及していくことになると思います。

また、「展示」という語りのしかけにも関心を抱いています。ここでいう展示とは、単に博物館や美術館の展示にとどまらず、スーパーやデパートの商品ディスプレイから、都市の景観や建築、儀礼や儀式、軍事力、ファッションにいたるまで、「見えるもの」あるいは「見せるもの」すべてに及びます。これらは何を見せているのでしょうか。視点を変えると、見る側は何を見させられているのでしょうか?

いずれにせよ、現在、近代西欧においてとりわけ組織的に行われてきたこの「展示」というしかけを、もう一度問い直すべき時期に来ているのではないでしょうか。博物館や美術館という存在は、この点から根源的に見直されるべきだと感じています。

業績詳細

編著
◇ 単著
2011
『アフリカの同時代美術―複数のかたりの共存は可能か』明石書店
◇ 編著
2010
『彫刻家エル・アナツイのアフリカ』(共編、展覧会図録)読売新聞社、美術館連絡協議会
2009
『展示の政治学』川口幸也 編(水声社 2009)。
2005
(With K. Yoshida) SYMPOSIUM AFRICA 2001, Representing African Art and Cultures (Senri Ethnological Reports 54), National Museum of Ethnology.
翻訳
2011
『美術館という幻想―儀礼と権力』(キャロル・ダンカン、水声社)
1997
デレ・ジェゲデ「アフリカの声、西洋の力」(英文)『異文化へのまなざし』展図録、NHKサービスセンター pp.290-296
1995
クラ・ンゲッサン「ヴォウヴォウ」(仏文)『「インサイド・ストーリー:同時代のアフリカ美術』展図録、読売新聞社 pp.20-22
1995
アブドゥ・シィラ「セネガルの現代造形美術: 状況と展望」(仏文)『インサイド・ストーリー:同時代のアフリカ美術』展図録、読売新聞社 pp.14-19
1993
サラ・ウィルソン「施療院から美術館へ:パリとニューヨークにおける周縁美術」(英文)『パラレル・ヴィジョン:20世紀美術とアウトサイダー・アート』淡交社 pp.120-149
1991
アンドレイ・エラフェーエフ「余計者の芸術」(英文)『ソビエト現代美術:雪どけからペレストロイカまで』朝日新聞社 pp.13-24
1989
マルク・シャガール「カメンスキーのインタビューに応えて」(仏文)『シャガールのシャガール』展図録、朝日新聞社 pp.174-175
1989
アニェス・ド・ラ・ボーメル「シャガールのシャガール」(仏文)『シャガールのシャガール』展図録、朝日新聞社 pp.10-11
1988
ビルギッタ・サンドストローム「スウェーデン美術小史─1630年から1905年まで」(英文)『スウェーデン国立美術館』展図録、毎日新聞社 pp.20-21
1988
ペール・ビュールストローム「スウェーデン国立美術館─その歴史とコレクション」(英文)『スウェーデン国立美術館』展図録、毎日新聞社 pp.12-15
1990
アンドリュー・ケーガン『マルク・シャガール』(英文、共訳)美術出版社 pp.1-129
監修
2006
監修 『アフリカ・リミックス』展図録 日本語版 森美術館
論文
2011
「珍奇人形から原始美術へ―非西洋の造形に映った戦後日本の自己像」、『国立民族学博物館研究報告』36-1, pp.1-34.
2010
川口幸也「セネガルの美術―サンゴールの夢のつづき」小川了(編)『セネガルとカーボベルデを知るための60章』明石書店、2010、pp.174-178
2009
「語り始めたアフリカ―アフリカ美術の新たな動き」(「アフリカの美―ピカソ、モディアリアーニたちを魅了した造形」展図録(MOA美術館、2009)pp.151-153。
2009
「博物館と美術館―文化を語る二枚舌の構造」木下直之(編)『芸術の生まれる場』東信堂 pp.36-47
2009
「ミュージアムという居場所」木下直之(編)『芸術の生まれる場』東信堂 pp.58-69
2008
「それぞれの肖像―アジアの肖像の特徴と広がり」『アジアとヨーロッパの肖像』展図録(朝日新聞社) pp.26-29
2008
Covering Heritage, Erasing Locals: Passing on History to the Next Generation. In K. Yoshida and J. Mack (eds.) Preserving the Cultural Heritage of Africa: Crisis or Renaissance?, pp.129–139 Unisa Press.
2006
「インカ・ショニバレ―語り部としてのアフリカン・プリント」『更紗今昔物語』展図録 国立民族学博物館 pp.88-89
2006
The Introduction of African Art in Postwar Japan: A Historical Overview. Africa Remix, pp.3–12. Tokyo: Mori Art Museum.
2006
「戦後の日本におけるアフリカ美術の受容―その歴史的概観」『アフリカ・リミックス』展図録 森美術館 pp.207-218
2006
「近代史のとらえなおし─共同研究:展示という語りの多様性と政治性」『民博通信』112:20-21,国立民族学博物館。
2005
「あらたな文化装置は可能か─日本の美術館の問題と可能性」『美術史論壇』20:607-623。(韓国)
2005
「アートになりきれない棺桶―ガーナの装飾棺桶をめぐる報告」『民族藝術』vol.21,123-134。
2004
The Reception of African Art in Japan after the Second World War: Its Historical Overview. Afrika Remix: Zeitgenossische Kunst Eines Kontinents, pp.282–295. Dusseldorf: Museum Kunst Palast.
2004
「ティンガティンガ絵画―その歴史と現況」『大地の声が聞こえる―アボリジニとティンガティンガの世界』(展覧会図録)岐阜県美術館、(財)岐阜県産業文化振興事業団 飛騨・世界生活文化センター pp.13-16
2003
「色の匂い―記憶への旅」『黙示録―絹谷幸二』展図録、世田谷美術館 pp.14-19
2000
A History Inside or Outside?: African Contemporary Art after 1989. In C.C. Aniakor and C.K. Ikwuemesi (eds.) Crossroads:Africa in the Twilight, pp.117–121. The National Gallery of Art, Nigeria, . Nigeria: Pan-African Circle of Artists.
2000
「ホワイトキューブの闇─モダニズムの語りのしかけ」『現代の眼』vol.525 東京国立近代美術館、pp.5-7
1999
「カヴァリンング・アウトサイド:アウトサイダー・アートの政治学」『コラージュ』vol.2,女子美術大学、pp.2-7
1998
Fateful Journey. (邦題「エル・アナツイへの旅」原文日本語、英訳 Gerald Houghton ) In J. Picton et al (eds.) El Anatsui:A Sculpted History of Africa, pp.56–63. Saffron, London.
1997
「美術と棺桶の間」LR(Live and Review)vol.1, pp.24-25
1997
「物語の可能性─アフリカの同時代美術」『異文化へのまなざし』展図録、NHKサービスセンター pp.264-271
1997
「いくつもの物語への旅─移動と変容、 そして表象」『アメリカン・ストーリー:移動と変容の中で』展図録、朝日新聞社 pp.10-17
1996
Ni Primitif Ni Sauvage. (原文日本語、仏訳 根本 美佐子) CIMAISE Vols. 240–241, pp.79–81. Paris: CIMAISE.
1995
「インサイド・ストーリー:あるいはオーセンティシティの神話」『インサイド・ストーリー:アフリカの同時代美術』展図録、読売新聞社 pp.160-161
1995
「序論」『インサイド・ストーリー:アフリカの同時代美術』展図録、読売新聞社 pp.8-10
1994
「兵馬俑坑─もうひとつの可能性」『「秦の始皇帝とその時代』展図録、NHK pp.162-164
1993
「アフリカ─飢餓でもエイズでもなく」『アフリカン・アートナウ』展図録、国際交流基金 pp.1-62
1993
「プリミティヴィズムの系譜」『プリミティヴィズムの系譜』展図録、世田谷美術館 pp.1-67
1990
「美術を超えて─アフリカ造形美術の現在」世田谷美術館紀要 vol.2 pp.1-45
1990
「シャガール─内なる異郷へ」『美術手帖』vol.627、美術出版社 pp173-177
1989
「シャガール─近代を超えるもの」『シャガールのシャガール』展図録、朝日新聞社 pp.14-19
1988
「真夜中の絵画」『スウェーデン国立美術館』展図録、毎日新聞社 pp.31-34
1986
「喪われた仮面─未開『美術』の『発見』」『芸術と素朴』展図録、世田谷美術館 pp.320-325
1986
「素朴の水系─稚拙美の源流から」『芸術と素朴』展図録、世田谷美術館 pp.203-210
新聞・雑誌・その他
2010
「旅はエル・アナツイから始まる」『月刊みんぱく』34-9(2010年9月)pp.2-4。
2010
「エル・アナツイに聞く」『月刊みんぱく』34-9(2010年9月)p.4。
2010
「『彫刻家エル・アナツイのアフリカ』展―複数の語りが出会うとき」新美術新聞 No.1232(2010年11月11日)p.11。
2010
「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」美連協ニュース108(2010年11月)p.17。
2010
“A Fateful Journey: Africa in the Works of El Anatsui,”; Minpaku Anthropology Newsletter, 31 (December 2010), p.11.
2010
「ハルマッタンの吹くころ―ナイジェリアの老アーティストの挑戦」 月刊みんぱく 2010年2月 vol.389 pp.20-21。
2010
「ラゴス現代美術センター―ナイジェリアの新しい風」月刊みんぱく 2010年1月 vol.388, pp.10-11。
2009
「憩う―架空空間に暮らしを再現する」月刊みんぱく 2009年6月、vol.381 。
2009
「World Watching from Doha」『みんぱくe-news』 vol.93
2008
「World Watching from Palau」『みんぱく e-news』 vol.83
2008
「ミュージアムをめぐる日本とイギリスのつながり」『月刊みんぱく』 vol.372 pp.10-11
2008
「取ってつけたような・・・シドニーのミュージアムから」『月刊みんぱく』 vol.370 pp.10-11
2008
「旅のはじまり―文化資源をめぐる連続フォーラムを終えて」『民博通信』 vol.123 pp. 22-23
2008
「クリスと私 クリス・イクェメジさんのこと」『民博通信』 vol.122 p.28
2008
「ミュージアムの肖像―美術館と博物館」『国立国際美術館ニュース』 vol.168 pp.2-3
2008
「アジアとヨーロッパの肖像展 3」『朝日新聞神奈川県版』3月5日朝刊。
2007
「マイクを握るのは誰か―アフリカ現代美術のポリティクス」『Esquire』 vol. 237  pp.99
2007
「遺跡という名のミュージアム」『月刊みんぱく』2007年8月号,pp.10-11
2007
「アフリカ同時代美術のスーパースター」『世界を集める―研究者の選んだみんぱくコレクション』展図録, pp.80
2007
「異文化を学ぶ 都市(4)テーマパーク化する都市」『毎日新聞』10月24日夕刊。
2006
「「ウチに来てくれ」―アーティストたちのホームパーティー」『NEUTRAL』 9:134
2006
「ウルトラマン―時代と子どもの領分」『ウルトラマン伝説展』特別展示「仮面と神像」展図録 広島県立美術館 pp.4-5
2006
「編集後記「写真」」『月刊みんぱく』30(8):24
2006
「ガラスの建築が語るもの」『季刊 民族学』116:84
2006
「広場としてのミュージアム」『月刊みんぱく』30(4):8-11
2006
「ディスプレイとしての建築」『季刊民族学』115:84,千里文化財団。
2006
「二十年間の展示の変化 特別展示館の竣工」国立民族学博物館編『国立民族学博物館三十年史』 pp.182-183, 大阪: 国立民族学博物館(2006.3.31)
2006
「特別展の開始」国立民族学博物館編『国立民族学博物館三十年史』 pp.221-226 , 大阪: 国立民族学博物館(2006.3.31)
2005
「「見せパン」戦略のゆくえ」『季刊民族学』114:88,千里文化財団。
2005
「異文化を学ぶ グローバルとローカル(1)コンビニ」『毎日新聞』10月5日夕刊。
2005
「コートジボアールのカフェ」『月刊みんぱく』29(6):11,国立民族学博物館。
2005
「World Watching from Johannesburg」『みんぱくe-news』5月19日号。
2005
「展示とにおい」『季刊民族学』113:88、千里文化財団。
2005
「さりげなさと規模」『季刊民族学』112:80,千里文化財団。
2005
「捨てるゴミあれば、拾うゴミあり」『月刊みんぱく』29(3),10,国立民族学博物館。
2005
「ゴミ屋敷という逆説」『月刊みんぱく』vol.330 p.4
2004
「ファビアン,ヨハネス(1937-) Fabian, Johaness Remembering the Present: Painting and Popular History in Zaire. Berkeley: Univ. of California Press, 1996」『文化人類学文献事典』 弘文堂 pp.572-573
2004
「ふれあいの絶妙なしかけ」『月刊みんぱく』Vol. 326 国立民族学博物館 pp.4-5
2004
「上海―都市という展示の装置」『季刊民族学』vol. 110 千里文化財団 p.80
2004
「昭和30年代ブームの向こう側」『季刊民族学』vol. 109 千里文化財団 p.88
2004
「展示をみる目1―「ものものしさの政治学」」 『季刊民族学』vol.108 千里文化財団 p.64
2004
「展示、あるいは所有の誇示」 『民博通信』vol.104 pp.4-7
2003
「「あてどなき宿命の旅路」をみる―内側からとらえた西洋近代の欲望」『月刊みんぱく』vol.313  pp.14-16
2003
「みんぱく地球通信19 アフリカの変容」 読売新聞10月6日(夕刊)
2003
「21世紀の文化交流に向けて―アフリカ年2003の経験から」 『外交フォーラム』vol.183 都市出版 pp.57-60
2003
「アフリカ同時代美術の中のストリート・アート」 『Street Art in Africa』(展覧会図録) Wonder Art Production, 2003 pp.6-7
2003
「アフリカ年2003によせて」『月刊アフリカ』vol.496 アフリカ協会  pp.6-9
2003
「記憶への旅―絹谷幸二」『新美術新聞』vol.992 美術年鑑社 p.5
2003
「文化交流キャンペーン『アフリカ年2003』が船出」『クロスロード』vol.447 国際協力事業団青年海外協力隊事務局 pp.84-85
2003
「アフリカ年2003によせて」『月刊アフリカ』vol.496 アフリカ協会 pp.6-9
2003
「黙示録絹谷幸二展によせて」『美術の窓』vol.241 生活の友社 pp.70-73
2002
「アフリカ─彼らの声にもっと耳を」『国際交流』vol.97 国際交流基金 pp.138-139
1998
「問題提起」『DOME』vol.39 日本文教出版 pp.4-9
1998
「転換点に立つ展覧会─『日本』から近代史を見直す」『産経新聞』1998年2月25日朝刊
1998
「博物館、美術館に未来はあるか─『植民地主義的欲望』を問い直す時」『朝日新聞』1998年1月12日夕刊
1997
「ガラスのなかのメッセージ」『月刊みんぱく』vol.243 pp.8-9
1996
「アートより豊かな造形群─ダカール・ビエンナーレをみて」『朝日新聞』1996年7月23日夕刊
1995
「『インサイド・ストーリー―同時代のアフリカ美術』展」『月刊アフリカ』vol.406 アフリカ協会 pp.20-25
1994
「新聞を読んで」『福井新聞』(1994.2-1995.12)
1993
「アフリカへ─美術を越えて」(連載)『月刊アフリカ』 vols.376-393 アフリカ協会(1993-1994)
1992
(劇評)「キ・イ・ンボック・シアター」『アサヒグラフ』vol.3676朝日新聞社 pp.124-125
1992
(展評)「アフリカ・マリ染色芸術展」『アサヒグラフ』vol.3649 朝日新聞社 p.95
1992
(展評)「ウスマン・ゲイ彫刻展」『アサヒグラフ』vol.3638 朝日新聞社 p.86
1992
「アフリカ現代美術入門」『アサヒグラフ』vol.3637 朝日新聞社 pp.92-93
1988
「澄みわたるロマンティシズム─スウェーデン国立美術館展によせて」『毎日新聞』1988年8月24日夕刊
講演・口頭発表その他
2010
「博物館と美術館の間―美術から見える現代アフリカの居場所」みんぱくゼミナール 第388回(9月18日)
2010
「美術に映るアフリカの位置―エル・アナツイのアフリカ」みんぱく友の会講演 第388回(10月2日)
2010
「アートを超えて―エル・アナツイが拓く地平」(発表) 国際シンポジウム『エル・アナツイの世界』(10月30-31日)
2010
「変貌するアフリカ美術」 けやきの森市民大学講座(11月5日)
2010
「現代の音楽とアフリカ」(研究公演)11月23日
2009
パネリスト(公開ワークショップ「ディスプレイの詩学と政治学」―ミュージアムから都市空間へと拡がるディスプレイの諸問題を検証する 2009年11月16日 獨協大学) 
2009
Barbara Kirshenblatt-Gimblett氏の発表へのコメント(第21回獨協インターナショナル・フォーラム「ツーリズムの先へ」2009年11月15日 獨協大学35周年記念館小講堂) 
2009
Open Lecture‘Art & Anthropology: El Anastui's Africa, Seeking for an alternative way of representing art & cultures’ (Centre for Contemporary Art, Lagos, 2009年9月5日) 
2009
ワークショップ&コンサート「ユッスー・ニジャエ・ローズ・トリオ」(2009年8月22日 国立民族学博物館 エントランス・ホール) 
2009
対談 「ギャラリートーク コートジボワール人陶芸家が見たアフリカ展示」(国立民族学博物館 アフリカ展示場 2009年8月14日) 
2009
博物館セミナー「展示という病-その暴力と狂気」(南山大学人類学博物館 2009年5月21日) 
2009
公開講演会「ミュージアムの時代一私たちの居場所」(南山大学 2009年5月21日) 
2008
「アフリカ現代美術のスケッチ_歴史と新しい動き」仙台市博物館、主催 仙台市博物館、「アフリカ・セミナーの会」(2008.6.21)
2007
展示という表象の様式の多様性と政治性について」日本カナダ学会第32回年次研究大会シンポジウム『記憶のかたち』麗澤大学(2007.9.23)
2007
コメント(関直子による発表「美術と環境を繋ぐもの」に対して)民博開館30周年記念シンポジウム『文化資源という思想―21世紀の知、文化、社会』 パリ日本文化会館(2007.12.20)
2006
「アートの輪郭」国立民族学博物館友の会講演会(2006.12.2)
2006
「9.11とアフリカ美術―アートとテロの間」アフリカリミックス展、森美術館(2006.6.25)
2006
「民族芸術とその展示をめぐる環境」民族藝術学会例会第101回研究例会案内(2006.6.24)
2006
シンポジウム「アフリカらしさとは何か?─アフリカ美術の今を探る」アフリカリミックス展、森美術館(2006.5.28)
2006
「タイとスウェーデンのふたつの博物館─脱啓蒙の時代の文化装置」日本学術振興会人文・社会科学振興プロジェクト「日本の文化政策とミュージアムの未来」中間報告会、筑波大学法科大学院(2006.3.11)
2005
「「道」をめぐるディスカッション」総合研究大学院大学学生セミナー(2005.4.7)
2004
キュレーター特講「展示とテロの間―アフリカ同時代美術から見た「世界」」京都造形芸術大学(2004.11.18)
2001
シンポジウム・アフリカ200f外務省、国際交流基金、国立民族学博物館 2001年11月 3日(国際交流基金フォーラム) 11月10日(JICA大阪国際研修センター)
2000
Afrika Heritage 2000 連続講演(エヌグ国立美術館、ベニン大学、ザリア大学、ラゴス国立近代美術館) The Pan Africa Circle of Artists(2000.9)
2000
光州ビエンナーレ2000 記念 国際シンポジウム(光州芸術文化ホール)光州ビエンナーレ財団、光州市(2000.4)
1999
シンポジウム「アートと民族学」(国立民族学博物館)国立民族学博物館 1999年12月
1999
国際シンポジウム「文化の越境」(国際日本文化研究センター)国際日本文化研究センター(1999.11)
1997
国際シンポジウム「21世紀における文化展示の構築をめざして」(国際交流基金フォーラム) 国立民族学博物館、国際交流基金アジアセンター、世田谷美術館(1997.10)
1997
国際シンポジウム「博物館はいかに異文化のイメージを創りあげてきたか」(国立民族学博物館)国立民族学博物館、国際交流基金アジアセンター、世田谷美術館(1997.10)
1996
世田谷美術館開館10周年記念シンポジウム「神話を超えて─アート、美術館、表象の21世紀を問う」、世田谷美術館(1996.10)
1996
「アート─神、 それともイデオロギー?」(発表、仏語)第2回ダカール・ビエンナーレ、セネガル文化省(1996.5)
1994
国立民族学博物館開設20周年 記念シンポジウム「21世紀の民族学と博物館 ─ 異文化をいかに提示するか」、国立民族学博物館(1994.7.20)
展示活動

特別展「彫刻家エル・アナツイのアフリカ―アートと文化をめぐる旅」(2010.9.16-12.7)

企画展「アフリカのストリートアート展」(2005.2.26-9.27)