民博通信
『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。
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お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
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2005 No.110
特集 災害人類学を考える―災害と文化
2005年9月30日発行
目次
- 特集 災害人類学を考える─災害と文化
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責任編集 林勲男
多発する自然災害。しかし、そのひとつとして同じものはない。同じ災害であっても、人びとの経験はさまざまである。災害の様相やその受け止め方は、人間の生活のありようによって異なってくる。社会や文化の防災力あるいは減災力を高めるために、災害に強い社会や文化を構築するために、人類学に何が求められ、成果の活用はどのように可能なのであろうか。災害に向き合う人類学を考えよう。 -
災害─文化人類学からのアプローチ
文 林勲男 -
知識と実践のギャップを埋める─アジアにおける安全性と災害回復力の文化に向けて
文・写真 ラジブ・ショウ -
災害エスノグラフィーによる知恵の共有化の試み
文・写真 重川希志依 -
ジェンダー化された脆弱性─バングラデシュ農村の食料資源の危機管理
文・写真 池田恵子 -
発展途上国における庶民住宅の建設とその耐震化
文・写真 田中聡 -
災害の記憶─ドキュメント・モニュメント・ミュージアム
文 寺田匡宏 - リーディング・ガイド
- プロジェクト
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「アムピヤク・アルゴドン森林保全・利用モザイク」の協治をめぐる対立
各個研究:ペルーにおける森林の協治に関する研究
文・写真 ウィル・デ・ヨン -
「文明」の交わりの場における人びとの区切りと繋がり
各個研究:マレーシア・サバ州を中心とする東南アジアの政治文化に関する研究
文 山本博之 - 資料と情報
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ラピタ文化とオセアニア研究
文 印東道子 - ほん
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山本紀夫著
『ジャガイモとインカ帝国─文明を生んだ植物』
評者 木村秀雄 -
八杉佳穂編
『チョコレートの文化誌』
評者 熊倉功夫 - 民博の研究刊行物
- ひと
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ブライアン・モーランさん
紹介者 中牧弘允 - 紀行
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全ての道はローマに通ず?~移民・越境・ヴァチカン~
文・写真 陳天璽 - ニュース
- 視座
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日陰の制度
文 松園万亀雄
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