国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
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2005 No.111

特集 音楽する身体
2005年12月28日発行

バックナンバー

目次

特集 音楽する身体
責任編集 山田陽一
音楽を演奏すること、歌うこと、踊ること、聴くこと、感動すること、記憶すること──およそ音楽にかかわるあらゆる行為を「音楽すること」と呼ぶことができる。このとき身体は、音楽がくりひろげられる「場」であり、わたしたちのからだは、「身体であること」によって、音楽を生みだし、受けとめている。本特集は、音楽する人びとの身体的経験を理論化する音響身体論の試みであり、音楽と身体の織りなすさまを描きだし、その地平をさらに広げていくことをねらっている。
音楽する身体の地平
文・写真 山田陽一
練習曲の思想と均質化する指たち
文 岡田暁生
ロマの楽師になる
文 伊東信宏
サウンドアートと耳──表層の聴取へ
文 中川真
響きあう声・パトス・身体
文・写真 山田陽一
リーディング・ガイド
プロジェクト
東南アジア大陸部の書承文化
機関研究:テクスト学の構築
文・写真 樫永真佐夫
マダガスカルへの人の移動、マダガスカルでの人の移動──比較(歴史)言語学の視点から
各個研究:マダガスカル諸方言における代名詞の比較と再建
文・写真 菊澤律子
資料と情報
民博の民族学研究アーカイブズ
文・写真 久保正敏
ほん
関根康正編
『〈都市的なるもの〉の現在──文化人類学的考察』
評者 棚橋訓
野村雅一著
『しぐさの人間学』
評者 内藤順子
民博の研究刊行物
ひと
馬建釗(マー・ジエンジャオ)さん
紹介者 塚田誠之
紀行
漂海民の末裔たちが生きる海──ボルネオ島センポルナ半島より
文・写真 小野林太郎
ニュース
視座
「墨ぬりの教科書」の愚を犯さぬために
文 田村克己

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