国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

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2009 No.127

特集 人類学とキリスト教
2009年12月28日発行

バックナンバー

目次

特集 人類学とキリスト教
責任編集 杉本良男
人類学的なキリスト教ミッション研究の可能性はどこにあるのだろうか。
それは、普遍主義、文明としてのキリスト教という抽象的な側面と、
現地社会で遭遇する具体的な存在形態としてのキリスト教を、
連続と不連続の相としてとらえ直すこと、
現地主義を第一にして、普遍主義との不断の往還を繰り返すことである。
人類学とキリスト教
文・写真 杉本良男
クロニカ研究からリスト研究へ―南米パラグアイのイエズス会布教区における先住民軍事組織解明の試み
文・写真 武田和久
港町マカオの商人と宣教師
文・写真 岡美穂子
告解制度を再考する―マルタの週末の風景から
文・写真 藤原久仁子
文明との接合に向けて―世界文化遺産とカクレキリシタン
文・写真 高崎恵
キリスト教徒を演じる―インド・ゴア州の大衆演劇ティアトル
文・写真 松川恭子
ビルマのカレン民族における文字と想像の共同体を再考する
文・写真 速水洋子
リーディング・ガイド
文・小林 勝
プロジェクト
日本の移民言語と多言語化
科学研究費補助金 多言語社会における移民言語状況と移民言語政策の国際比較(2008-2010)
文・写真 庄司博史
アートの「発見」から商品化まで
共同研究 カナダにおける先住民芸術の歴史的展開と知的所有権問題―国立民族学博物館所蔵の北西海岸インディアンとイヌイットの版画の整理と分析を通して
文 齋藤玲子
資料と情報
国際会議「グローバリゼーション―文化、制度、社会経済」に参加して
文・写真 市川哲
ほん
齋藤晃編
『テクストと人文学―知の土台を解剖する』
評者 渡辺浩一
笹原亮二編
『口頭伝承と文字文化―声の民俗学 声の歴史学』
評者 楊海英
民博の研究刊行物
ひと
デイビッド・オードーさん
紹介者 平井京之介
紀行
70 年をつなぐモノ―蔚山コレクション
文・写真 朝倉敏夫
ニュース
視座
異文化理解―アフロ・ユーラシアへのまなざし
文 和田正平

No.126 All No.128

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