国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱっく ブータンの学校生活

 
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ブータンの学校生活
制作担当教員・栗田靖之からのメッセージ

私は大学生のとき山岳部に入っていました。そしていつの日かヒマラヤに行ってみたいと思っていました。1970年、大阪で万国博覧会が開かれ、ブータンから代表団がやってきました。そのとき、ブータンの方々のお世話をしたのが縁で、その年にはじめてブータンにまねかれました。

ブータンは人口60万人ほどの小さな国です。ここを訪れた日本人は、昔の日本にタイムスリップしたみたいだといいます。町の人々は、ほとんどの人が民族衣装を着ており、建物は、ブータン風のデザインに統一されています。今日の世界では、どこの国でも近代化を成し遂げようと、工場を建て、首都には大きなビルディングをつくりました。そして、その結果、公害がおこったり、町の中にスラムができるなどの都市問題がおこりました。それを見てブータンは近代化の悪い面をおこさぬように、ゆっくりと近代化をしようとしています。

ブータンを旅行すると、鉄道もありませんし、クーラーもありません。その意味では不便ですが、しかし人々はたいへんのどかに暮しています。

みんぱっくに入っているモノたち
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