私がイヌイットの文化や社会に興味をおぼえたきっかけは大学一年生の時にならった先生の影響でした。そしてカナダの大学院に留学したことが大きな転機になり、イヌイット研究を専門にするようになりました。偶然とった授業が私の人生の方向を決めてしまったようです。
イヌイット社会の特徴は、獲物を一人占めにせず、同行のハンター、村の親戚や友人に分け与えることです。
現在は、この分かち合いの制度をイヌイットの家族と生活をともにしながら研究しています。私はこの制度が存続する限りは、イヌイット社会の親族関係は大きく変化することなく維持されると考えています。
みんぱっくに入っているモノたち
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