みんぱっく 活用例「群馬県立女子大学 集中講義 博物館情報・メディア論」
内容もモノも盛りだくさんなパックですが、今回、活用された様子を
ご報告いただきました。
みなさんの活用法のヒントになること間違いナシです!
2015年9月14~17日 | ||
「あるく、ウメサオタダオ展」 | ||
学部生2年生以上 | ||
博物館情報・メディア論 | ||
学芸員資格を得るための科目で使用 |
集中講義が始まる前日、大講義室(約200人収容)の左右の壁を利用して、「ウメサオタダオ年譜」、「ウメサオタダオのあるいた地球」、「著作の森」を貼りだした。「七つ道具解説タワー」は講義室側面前部にテーブルを置きその上に設置。準備には2名で、2時間半ほどかかった。事前にどこに何を展示するかを決めておけば、2名でも2時間程度で充分と思われる。4~5名で準備すればおそらく1時間くらいで終わると思われる。
4日間の集中講義。展示は4日間そのままにし、他の学生にも見てもらえるようにした。
今回、もっとも苦労したのは「ウメサオタダオ年譜」の展示。写真からもわかるように講義室の壁をまたがって展示。壁に展示するか、机上に置くか…工夫が必要だと感じた。
「あるく、ウメサオタダオ展」については、集中講義初日の一時間目に50分ほどかけて解説。具体的にはパワーポイントを用い、まず「みんぱっく」の説明を行い、「あるく、ウメサオタダオ展」の内容についても説明。報告者は実は「梅棹忠夫著作データベース」の作成に携わっており、梅棹先生の著書「知的生産の技術」(現在94刷)の第1刷を持っている。 授業のなかでは梅棹先生の提唱された「博情館」は今回の授業の大きなテーマであることを軸に、「あるく、ウメサオタダオ展」を集中講義にとりいれた主旨も説明。
集中講義の期間中は、多くの人が見学できるようにと、教室前に説明文を掲示したが、残念ながらこの期間は夏休み中で、見学者のほとんどは大学の教職員であった。
学生達の感想文を読むかぎり、「みんぱっく」の評価は非常に高い。報告者も想定したより学生達の反応が よいことに少し驚いた。「みんぱっく」の種類はこれからも増えていくかと思うが、教室だけでなく多彩な 活用方法を検討していって欲しい。
今回は、4日間の集中講義に「あるく、ウメサオタダオ展」パックを活用された報告書を頂き、どのように展示をし、授業をされたのかを詳しく知ることができました。
「あるく、ウメサオタダオ展」パックは、ほかのパックとは少々趣が異なり、こどものための小さな博物館というよりは、大人のための、もしくは大人になるための博物館というニュアンスがぴったりなパックです。こどもにももちろん楽しんで欲しいのですが、大人の方々にはもっと、知的好奇心を刺激されながら楽しんでほしいパックです。
また、学芸員資格を取るための授業のお役にも立つことができれば幸いです。 モノも盛り沢山ですが、内容はもっと盛り沢山!ぜひ実際のモノに触れて、皆さんの「知」をどんどん増やしていってください。
「あるく、ウメサオタダオ展」パックの制作担当教員からのメッセージページはこちら