国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱっく インドのサリーとクルター

 
ぱっくの種類
インドのサリーとクルター
女子祭礼用衣装〈サリー〉
女子祭礼用衣装〈サリー〉A0301
インド

サリーは、南アジアの女性が着る巻衣。長さ約5.5メートル(6ヤード)、幅1.2メートルほどのものが、標準のサイズであるが、長さ8メートルのものや、幅が0.9メートルと狭いものもある。サリーは、一枚の布を身体に包むようにして、着るのが特徴である。着方や布の素材、染織技術の特徴、文様などで、着用者の出身地や階層、カースト、婚姻の有無などがわかる。
このサリーは、絹糸と金糸を用いた手織りで、文様が描かれている。赤色は結婚式のときに花嫁が好んで着る色である。

上羽先生よりひとこと

赤色は結婚式のときに花嫁が好んで着る色ですが、地方や階層によって好みの色が異なることもあります。花嫁だけではなく、招待客も色鮮やかな高価なサリーを着て集まります。華やかな場所へ着ていくサリー選びは、日本のおしゃれな女性と変わりません。

着付方法

これは着付けることはできません。手袋をはめてお取り扱い下さい。

参照資料(ぱっくに同梱されています)

『国立民族学博物館展示ガイド』p.5

モノ情報カード

女子祭礼用衣装〈サリー〉A0301

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