私たちはだれもがインドに漠然としたあこがれをもっています。またその逆に、貧困、病気、差別などのマイナスのイメージが、なんとなく私たちをインドから遠ざけています。私もそんな平均的なインド・イメージを持っていましたが、大学の卒業論文でインドをあつかってから、ながらくスリランカ、インドの研究を続けてきました。インド世界は知れば知るほど多様で奥が深く、いつまでもつかみがたい世界です。ひとくちにサリーといっても、一つの州で何種類もの着方のヴァリエーションがあり、生産の技術なども多種多様で、かつ複雑な社会的・歴史的背景を持っています。衣裳を通じてインドの広大さの一端でも知っていただければ幸いです。
みんぱっくに入っているモノたち
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