みんぱっく ソウルのこども時間
ふとんセット
ふとん<イブル>
まくら<ペゲ>
まくら<ペゲ>
ソウル/韓国
日本のふとんに比べて薄いです。それは、オンドルという床暖房があるためです。
オンドルは、伝統的な家屋ではご飯を炊いたり煮炊きをする竈に薪ををくべ、その煙と熱い空気を石造りの床下に巡らせて、煙突から抜け出させる構造でした。その後、電気やガスの普及にともない竈がなくなると、練炭を床下に置いて暖める方式が普及しました。しかし、これは一酸化炭素中毒の事故が避けられないため、練炭による温水式、石油ボイラー式へと進化していきました。高層アパートでも、集中暖房方式のオンドルが設置されています。
朝倉先生からのひとこと
ふとんにはセクトンと呼ばれる赤、黄、青、緑などを縦縞にした原色がよく使われますが、これは民間信仰で邪鬼を払う色とされていました。色地の方を表にしてたたむので、タンスにしまわれたふとんはとてもカラフルな色彩をみせることになります。
参照資料
図録『2002年ソウルスタイル』 p.93
『韓国を知るQ&A115』 p.17
モノ情報カード
ふとん/まくら