みんぱっく モンゴル―草原のかおりをたのしむ
長衣<デール>(女性用)
ウランバートル/モンゴル
デールには晴れ着と普段着があり、お出かけや結婚式など特別な日には絹でできたものや刺繍模様のはいったものを、それ以外の時には木綿のものまたは古くなった絹のデールを着用します。デールの下には洋服を着ており、ズボンにブーツというのが一般的です。伝統的なデールは風が隙間から入り込まないよう工夫されており、ウマに乗るのに適したデザインになっています。一方、現代の都市部で暮らす人々、特に女性のデールは上下がわかれたスーツ型や、体のラインにそったドレス型など多種多様なデザインになっています。都市部では洋服が普段着であり、特別な日に「おしゃれ」デールを着る人が多いです。
([参考文献]野沢延行 1991『モンゴルの馬と遊牧民—大草原の生活誌』原書房)
参照資料
『草原の遊牧文明』 p.50、80
モノ情報カード
長衣(女性用)