国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱっく アンデスの玉手箱 ― ペルー南高地の祭りと生活

 
ぱっくの種類
ティンタの女子祭礼用衣装ティンタの女子祭礼用衣装衣装を着ている様子
ティンタの女子祭礼用衣装
a 帽子〈モンテーラ montera(スペイン語)〉
b 上衣 〈サコ saco(スペイン語)〉
c 肩掛け〈リヒリャ llijlla(ケチュア語)〉 
d 帯〈チュンピ chumpi(ケチュア語)〉 
e スカート〈ポジェラ pollera(スペイン語)〉 
f 毛糸の飾り〈チャリーナ:chalina〉
ティンタ/ペルー

上衣や肩掛けいっぱいに特徴ある刺繍をしているので、帽子あるいは服装だけでも、一目でティンタの村人であることがわかる。野天での祭りなどでは、踊るたびに太陽の光を浴びたスカートがいっぱいに広がるため、刺繍が一層に際立つ。

關先生からのひとこと

刺繍のもようは、村によって違います。上衣の中には、寒い高地だとセーターを着ることが多いようですし、ブラウスを着るところもあります。足元は 古タイヤを再生したホータ〈jota〉と呼ばれるサンダルや合皮の黒靴などをはきます。

着付方法

帯は結び目が後ろになるように結びます。

取扱注意

帽子のひもは切れやすいです。特にていねいに扱ってください。

参照資料

図録『アンデス文明』 p.171

モノ情報カード

ティンタの女子祭礼用衣装

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