国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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ビーズでたどるホモ・サピエンス史―美の起源に迫る  March 31, 2020 Publication

IKEYA Kazunobu

昭和堂
【共同研究成果】

出版物情報

主題・内容

ビーズは現生人類の最初のアートと呼ばれる。その素材や細工は地域や時代によって多種多様。富や威信、集団の象徴など社会的役割も担ってきた。本書では、ビーズの誕生した約十万年前から現在まで、地球全域をフィールドに、ビーズを軸にホモサピエンス史をたどる。

<客家空間>の生産――梅県における「原郷」創造の民族誌  February 25, 2020 Publication

KAWAI Hironao(編)

風響社

出版物情報

主題・内容

中国東南部に位置する客家の故郷・梅県。広東省の一地域であった梅県で客家意識が芽生え、<客家空間>へと変貌していく過程を、政策と生活実践の双方から読み解いた民族誌である。

「シェルパ」と道の人類学  February 22, 2020 Publication

FURUKAWA Fukachi

亜紀書房
【科研プロジェクト成果】

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主題・内容

エベレストの南麓に位置するネパール・ソルクンブ郡を舞台に、シェルパの人々の生活と観光化による変容を記述した。また、険しい高山の環境下において「道」とはなにか、歩くとはどのような実践かを考察した。

宣教と適応――グローバル・ミッションの近世  February 10, 2020 Publication

SAITO Akira

名古屋大学出版会
【共同研究成果】

出版物情報

主題・内容

大航海時代から啓蒙時代にかけて、アジアやアメリカに派遣されたイエズス会士らは、現地社会に適応することで布教を試みた。本書は彼らの異文化適応を軸にキリスト教の世界宣教の全体像に迫るものである。

触常者として生きる――琵琶を持たない琵琶法師の旅  January 31, 2020 Publication

HIROSE Koujirou

伏流社
【科研プロジェクト成果】

出版物情報

主題・内容

「障害者/健常者」という二分法に対して「触常者/見常者」という新たな人間観を提案する。触常者の立場から取り組んできた歴史研究、ユニバーサル・ミュージアムの実践について具体例に即してわかりやすく解説する。

Early Andean Civilization in Peru: Interaction, Authority, and Socioeconomic Organization during the First and Second Millennia BC  January 21, 2020 Publication

Richard L. Burger, Lucy C. Salazar, and Yuji Seki (eds.)

Yale University Department of Anthropology and the Yale Peabody Museum of Natural History
【科研プロジェクト成果】

出版物情報

主題・内容

ここ10年ほ

あふりこ――フィクションの重奏遍在するアフリカ  November 15, 2019 Publication

KAWASE Itsushi

新曜社

出版物情報

主題・内容

エチオピア、カメルーン、べナン、カーボベルデ等、アフリカにおいてフィールドワークを行う人類学者5名による小説集。小説という語り口からたちあがる芸術・映像人類学の新たな境地。

東南アジア文化事典  October 25, 2019 Publication

(編集委員長)信田敏宏、(編集委員)綾部真雄・岩井美佐紀・加藤剛・土佐桂子、(編集協力者)小川忠・福岡正太(編)

丸善出版

出版物情報

主題・内容

世界に類をみない多様性を有する東南アジア。その社会や文化の成り立ちから、人びとを魅了し続ける食文化や伝統芸能、どこか懐かしさを感じる生業や暮らしぶり、さらには、近年、関心が高まっている観光や文化遺産、そして日本との交流などを詳しく解説する。363の項目を200名以上の気鋭の研究者が、最新の研究成果をもとに執筆している。

東アジア海域から眺望する世界史――ネットワークと海域  October 10, 2019 Publication

SUZUKI Hideaki

明石書店

出版物情報

主題・内容

21世紀に入りグローバル化が進展するなかで、従来の一国史をはじめとする既存の歴史単位に依らない新たな歴史像が模索されている。海を中心とする歴史―海域史―はそのような新たな歴史像構築への貢献を期待され、2000年代以降、歴史学のなかで大きく発展してきた分野である。本書では、その到達点に立ち、海域史研究の新たな可能性をネットワーク論の観点から模索します。

古代アメリカの比較文明論――メソアメリカとアンデスの過去から現代まで  September 10, 2019 Publication

青山和夫・米延仁志・坂井正人・SUZUKI Motoi(編)

京都大学学術出版会
【科研プロジェクト成果】

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出版物情報

  • 出版社:京都大学学術出版会 出版社ホームページはこちら
  • 定価:4,200円(税抜)
  • ISBN:978- 4814002382
  • 判型:A5上製版
  • 頁数:468頁
  • 科研プロジェクト「古代アメリカの比較文明論(新学術領域研究(研究領域提案型))」成果

主題・内容

アメリカ大陸のメソアメリカ地域とアンデス地域の古代文明に関する最新の研究成果を集めた論文集。考古学的研究に、自然科学的研究と歴史学・文化人類学的研究を融合し、両地域の文明の盛衰の特徴を比較する。

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