国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

巻頭コラム

「インド サリーの世界」は12月6日(火)に閉幕します  2005年11月25日刊行
  
・Contents・

【1】特別展「インド サリーの世界」もうすぐ閉幕です
【2】みんぱく映画会「オモニ(母)― 映画「ハルコ」を通じて」

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【1】特別展「インド サリーの世界」は12月6日(火)に閉幕します
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http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/sari/index

●特別展「インド サリーの世界」は12月6日(火)に閉幕します。お見逃しなく!!

杉本良男(特別展実行委員長、先端人類科学研究部)

9月8日からはじまった「特別展 インド サリーの世界」も、はやいもので残すところ2週間足らずで閉幕になります。幸い、ご覧になった方々からはご好評をいただいておりますが、これだけのコレクションを一堂にあつめた展示は、インドでも実現できないだろうと自負していますので、ご覧になっていない方はぜひ一度足をお運びください。

イベントも各種行ってきましたが、京都文教大学文化人類学科の学生によるコーラムとメヘンディのワークショップは今週末と来週末に行なわれますし、みんぱくミュージアム・パートナーズの皆さんにお世話をいただいてスムースに運営され、連日大変ご好評の試着コーナーもまだまだ続きます。 美しく着飾ったバービー人形も皆さんをまっていますよ。

この特別展に関連してさまざまなイベントを企画しましたが、それも終わりに近づいています。ご好評をいただいていたインド映画ミュージカルダンスのワークショップは20日を最後に終了しました。無料入館日にあたった19・20日の両日は特展場地下に場所を移し、いつもより派手な演出で実施しましたが、幸い大勢の方にご参加いただき、大盛り上がりでプログラムを閉じることができました。 3ヶ月のながきにわたり、毎回東京からやってこられたコンテンポラリー・ナティヤム・カンパニーの皆さんと、踊りに参加していただいた京都文教大学文化人類学科の学生さんにお礼を申し上げます。また、毎回ノリノリで踊っていただいた観客の皆さまにも感謝いたします。

また、北インドの古典舞踊と民俗舞踊のワークショップは、はじめ2回の予定でしたが、大変ご好評をいただきましたので、ナリニ・トシニワル先生(ルチカ・インディアンダンス・アカデミー)のご好意で、12月4日(午後1時半)にもう一度実施していただくことになりました。ミュージカルダンスも教えていただけます。忘年会にも間に合いますので、最後のチャンスにぜひおいでください。

そして、毎回皆様の紅涙をしぼっている映画会も今週末にあと2日残っています。
「モンスーン・ウェディング」(12日に終了)と「ボンベイ」(26日)は関西でもすでに劇場公開された作品でしたが、「時に喜び、時に悲しみ」(13日に終了)、「ロージャー」(23日に終了)、「頬にキス」(27日)の3作は日本語字幕付きでは大阪初お目見えですし、また今後もご覧になるの機会はなかなかないだろうと思います。このあたりをご存じの方も多かったようで、遠くから駆けつけてくださった方もあったとうかがっています。ぜひ残りの2作もご覧いただいて、清らかな涙をしぼっていただければ幸いです。

少し気が早いですが、今回の特別展についてご協力いただいたすべての方々に、心からお礼申し上げます。そして、みなさん、あと少しのあいだ、ご尽力をお願いいたします。ありがとうございました。

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★「インド映画祭」

http://www.minpaku.ac.jp/museum/event/fs/movies051126-27

11/27(日) 13:30~16:30(開場13:00)
 「頬にキス」(マニ・ラトナム監督,2002年)

会場:民博 講堂、定員450名
聴講無料(特別展および常設展をご覧になる方は、観覧料が必要です。)
お問い合わせ:広報企画室企画連携係 TEL 06-6876-2151

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★北インドの古典舞踊と民俗舞踊

12/4(日) 13:30-14:30

★体験コーナー

・サリー試着体験:期間中毎日(ただし、休館日は除く)
・メヘンディ体験:期間中の土・日曜日
・コーラム体験:期間中の土・日曜日

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/sari/index

会場:国立民族学博物館 特別展示場内
お問い合わせ:情報企画課情報企画係 TEL 06-6876-2151

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次の特別展は「みんぱくキッズワールド ─ 子どもと大人をつなぐモノ ─」
   2006年3月16日(木)~5月30日(火)開催予定です。

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【2】みんぱく映画会「オモニ(母)― 映画「ハルコ」を通じて」
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http://www.minpaku.ac.jp/museum/event/fs/movies0512

波乱の人生を生き抜いてきた在日一世の母親の半生を、朝鮮総連のカメラマンであった息子が40年間にわたり記録した映像と、監督が新たに撮影した映像により作られた作品である「ハルコ」を鑑賞後、朝倉教授を進行役として監督の野澤和之氏をお招きして、母親の愛、家族、について考えます。

日時:2005年12月11日(日)13:30~16:00
主催:国立民族学博物館
協力:フジテレビジョン
場所:民博 講堂
解説:野澤和之(映画監督)、朝倉敏夫(民族社会研究部教授)
上映作品:「HARUKO ハルコ」
参加要領:申し込み不要、参加無料。450名(先着順)