みんぱく映画会
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2005年11月27日(日)
インド映画祭「頬にキス」 -
特別展「インド サリーの世界」関連
2005年11月12日(土)、13日(日)、23日(水・祝)、26日(土)、27日(日)
- 場 所:国立民族学博物館 講堂
- 解 説:杉本良男(国立民族学博物館 先端人類科学研究部教授)
- 主 催:国立民族学博物館
- 協 力:Madras Talkies Dharma Production、福岡市総合図書館メディア・スーツ オフィスサンマルサン、アジア映画社東京国際映画祭チャンネルアジア
本映画祭では、特別展「インド サリーの世界」に関連して、現代インドの華麗でゴージャスなファッションに彩られたファミリー・ドラマ2作と、インド映画界を代表する監督マニ・ラトナムの作品3作の計5作を、日本語字幕付きでご紹介します。マニ・ラトナムの記念碑的な作品「ロージャー」「頬にキス」は、大阪では一般公開されていない作品であり、今回福岡市総合図書館のご協力により、上映が実現しました。
11月27日(日) 13:30~16:30(開場13:00)
「頬にキス」 Kannathil Muthamittal (2002年/140分)
監督・脚本/マニ・ラトナム 撮影/ラヴィ・K・チャンドラン 音楽/A.R.ラフマーン
出演/マーダヴァン、シムラン
自分が養子だと知った9才の少女アムダは、本当の親を探しにスリランカのコロンボを訪ねるが、その実の親は、スリランカからの分離独立を求めて武装闘争を続ける少数派タミル人勢力のゲリラだった…。複雑な社会問題を、エンタテインメント性豊かにかみ砕いて描くマニ・ラトナムの演出手腕が、円熟の極みに達した反戦ドラマ。
マニ・ラトナム監督 プロフィール
観客の興味を最後まで引きつけてやまない豊かな娯楽性と、一般大衆に対するアクチュアルな問題提起。この両者を絶妙なさじ加減でブレンドするマニ・ラトナムの映像世界は、まさにインドが世界に誇るべき”至宝”だ。
1956年にタミルナードゥ州マドラス(現チェンナイ)で生まれ、マドラス大学卒業後、ボンベイ(現ムンバイ)の名門バジャージ経営研究所で経営学を学ぶ。83年にカンナダ映画「Pallavi Anu Pallavi」で監督デビューを果たし、86年の「沈黙の旋律(ラーガ)」、翌年のインド版”ゴッドファーザー”「顔役」(米「TIME」誌の映画史上ベスト100に選出)で、その異才ぶりに大きな注目が集まる。
その後、インド全土で封切られた「ロージャー」('93)と「ボンベイ」('95)が、興行的にも批評的にも大成功を収め、名実共に現代インド映画を代表する巨匠となる。
最新作は、98年の「ディル・セ心から」に続くボリウッド(ヒンディ語映画界)進出第2作「YUVA」と、そのタミル語版「Aayitha Ezhuthu」(共に'04)。
定員 450名(先着順)
参加要領
映画会は申し込み不要、参加無料です。
ただし、特別展・常設展の観覧には別途、観覧料が必要です。問い合わせ先
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館 企画連携係(電話06-6876-2151)