国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2009年10月24日(土)
カナダ先住民の自然と生命への思い「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」
特別展「自然のこえ 命のかたち―カナダ先住民の生みだす美」関連

今回のみんぱく映画会では、カナダ先住民の生き様にかかわる2作品と、先住民のみならず人類全体の自然への思いや地球環境の大切さを訴えた1作品を取り上げます。
地球環境の美しさと大切さをカナダやアラスカの先住民らとの関係から描き出した「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」、トーテムポールの返還運動によって伝統文化や祖先とのつながりを再生しようとしたカナダ北西海岸先住民についての「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」、1920年代の自然の中で生きるカナダ・イヌイットの生活を描き出した「極北の怪異(極北のナヌーク)(原題Nanook of the North)」を上映します。 これらの映画の鑑賞を通して人と自然のかかわり方を考えてもらえれば幸いです。
上映に際しては、それぞれのテーマに造詣がふかい研究者や写真家の方をお招きし、解説していただきます。

■「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」
2009年10月24日(土) 13:30~16:30(開場13:00)

■「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」
2009年11月14日(土) 13:30~15:30(開場13:00)

■「極北の怪異(極北のナヌーク)」
2009年12月6日(日) 13:30~15:30(開場13:00)

  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 定 員:450名(先着順、申込不要)
  • 参加料:無料(ただし、本館展示をご覧になる方は別途観覧料が必要です)
  • 主 催:国立民族学博物館
  • チラシダウンロード[PDF:848KB]
 

カナダ先住民の自然と生命への思い

「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」
1997年/日本語/150分
【開催日】2009年10月24日(土) 13:30~16:30(開場13:00)
【監修】稲盛和夫
【プロデューサー】竹内美樹男
【製作・配給会社】株式会社オンザロード
【司会】岸上伸啓(国立民族学博物館・先端人類科学研究部教授)
【解説】齋藤玲子(北海道立北方民族博物館・主任学芸員)

1996年8月8日にカムチャツカで亡くなった写真家・星野道夫と行くはずだった南東アラスカから極北地域への旅を縦糸にして、彼と親交が深かった人々を訪ねていきます。 その旅と人々の出会いの中で、人間にとっての生と死の意味や、自然と文明の意味を問い続けるドキュメンタリー・フィルムです。

解説者紹介
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齋藤玲子(北海道立北方民族博物館・主任学芸員)
アイヌと北西海岸先住民をはじめとする北方の先住民文化について研究し、展示や出版物などで紹介してきた。 勤務する博物館では、星野道夫氏の写真を展示したこともある。
■お問い合せ先
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6878-8210(平日9:00~17:00)