国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2009年11月14日(土)
カナダ先住民の自然と生命への思い「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」
特別展「自然のこえ 命のかたち―カナダ先住民の生みだす美」関連

今回のみんぱく映画会では、カナダ先住民の生き様にかかわる2作品と、先住民のみならず人類全体の自然への思いや地球環境の大切さを訴えた1作品を取り上げます。
地球環境の美しさと大切さをカナダやアラスカの先住民らとの関係から描き出した「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」、トーテムポールの返還運動によって伝統文化や祖先とのつながりを再生しようとしたカナダ北西海岸先住民についての「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」、1920年代の自然の中で生きるカナダ・イヌイットの生活を描き出した「極北の怪異(極北のナヌーク)(原題Nanook of the North)」を上映します。 これらの映画の鑑賞を通して人と自然のかかわり方を考えてもらえれば幸いです。
上映に際しては、それぞれのテーマに造詣がふかい研究者や写真家の方をお招きし、解説していただきます。

■「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」
2009年10月24日(土) 13:30~16:30(開場13:00)

■「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」
2009年11月14日(土) 13:30~15:30(開場13:00)

■「極北の怪異(極北のナヌーク)」
2009年12月6日(日) 13:30~15:30(開場13:00)

  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 定 員:450名(先着順、申込不要)
  • 参加料:無料(ただし、本館展示をご覧になる方は別途観覧料が必要です)
  • 主 催:国立民族学博物館
  • チラシダウンロード[PDF:848KB]
 

カナダ先住民の自然と生命への思い

「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」Totem: The Return of the G'psgolox Pole
2003年/英語/70分
【開催日】2009年11月14日(土) 13:30~15:30(開場13:00)
【監修】Gil Cardinal
【製作・配給会社】カナダ映画庁(National Film Board of Canada)
【司会】岸上伸啓(国立民族学博物館・先端人類科学研究部教授)
【解説】赤阪友昭(写真家)

1929年にカナダ北西海岸先住民のハイスラの人びとのトーテム・ポールが村から持ち去られました。 この行方については60年以上もの間、不明でしたが、1991年にハイスラの人々はそれがストックホルムの博物館で展示されていることを知りました。 この映画は、トーテム・ポールの返還に関するドキュメンタリーです。

解説者紹介
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赤阪友昭(写真家)
1996年から先住民や遊牧民の文化や精神世界の取材を精力的に続けている。 主な撮影地は、アラスカの北極圏や北米北西海岸及びモンゴル。
■お問い合せ先
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6878-8210(平日9:00~17:00)