みんぱくウィークエンド・サロン――研究者と話そう
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2007年6月3日(日)
チベットのポン教 -
収蔵庫にある「チャム(チベットの宗教舞踊)」の仮面○ 話題
ポン教はボン教とも言われることがありますが、これは綴り(bon)を移したもの。正しくは「ポン」です。仏教伝来以前からチベットにあった宗教を総称する人もいるし、11世紀以降組織化されたポン教だけを指す人もいます。チベット本来の習俗をも広くカバーし、日本の修験道に似ています。チベットの精神文化を理解する上で不可欠の要素です。今回は展示場の護符と収蔵庫から出してきた図像を中心にお話しました。○ 話者
長野泰彦(民族文化研究部教授)○ 場所
本館展示場(南アジア展示)