国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱくウィークエンド・サロン――研究者と話そう

2011年4月24日(日)
『サバンナの記録』(梅棹忠夫 1965)のフィールドから本格化した日本のアフリカ研究
特別展「ウメサオ タダオ展」関連

エヤシ湖畔のベースキャンプでフィールドワーク中の梅棹先生。(和崎洋一撮影)

○ 話題
日本のアフリカ研究が本格的なフィールドワークを開始したのがタンザニアのエヤシ湖畔である。1963~64年、著者は未開なサバンナで、そこで生活する一群の狩猟民、牧畜民等との交流を通じて学術書でも紀行文でもなく「人生記録」としてこの本を書いた。一部が高校の教材(国語総合)に採択されたように、21世紀にも通ずる論理が展開されている。

○ 話者
和田正平(名誉教授)

○ 場所
特別展示場