みんぱくゼミナール
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2010年12月18日(土)
バルカン商人と羊飼い―民族国家を求めなかったひとびと -
○ 概要
近代国家形成以前、バルカン半島には縦横に移動する人々がいました。その名はヴラヒあるいはサラカチャン。彼らはもともと羊の移牧を生業としていましたが、やがてバルカン商人といわれる集団に加わります。そしてオスマン帝国とハプスブルク帝国の間をゆききし、莫大な富を蓄積しました。彼らは自分たちの民族国家をつくることにはこだわらず、それぞれ帰属する国家を拠点に活動しました。その知られざる暮らしと歴史をみてみましょう。○ 講師
新免光比呂(民族文化研究部准教授)○ 場所
講堂