国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2001年5月26日(土)
静寂の雅―台湾の南管音楽

  • 2001年5月26日(土)
  • 14:00 開演(13:30 開場)
  • 出演:江之翠実験劇場・南管楽府(台湾)
        Gang-a-tsui Theater Nanguan Music Ensemble
        団長 周易昌 Chou Yi-Chang(台湾)
  • 解説:王櫻芬 Wang Yingfen(国立台湾大学助教授)
       寺田吉孝(民族文化研究部助教授)

南管(南音:なんいん)は中国の福建省・泉州に生まれた室内楽です。変化のはやい中国音楽界にあって、使用される楽器や演奏方法など、昔からの古い形を残す数少ない音楽です。南管は、指(声楽組曲)、譜(器楽組曲)、曲(声楽曲)に大別され、それらが組み合わされて演奏が進行します。また、福建省だけではなく、東南アジア(シンガポール、フィリピン、インドネシア)や香港、台湾でも演奏されています。この公演の演奏は、台湾の南管グループ、江之翠実験劇場です。彼らの醸し出す優雅で洗練された音世界が舞台で展開されます。