国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2009年2月28日(土)
インド 大地の響き―ラージャスターンの民俗音楽
企画展「インド刺繍布のきらめき―バシン・コレクションに見る手仕事の世界」関連

3月31日まで開催中の企画展「インド刺繍布のきらめき―バシン・コレクションに見る手仕事の世界」の関連企画として、インドの民俗音楽と舞踊による研究公演を開催します。今回は刺繍布の故郷の一つである西部のラージャスターン州から多彩なパフォーマンスを展開している"ラージャスターン・ルーツ"のメンバーを招きます。ラージャスターンは古来、武勇を誇るラージプートの王族の支配する地域でした。また、南アジアの政治の中心地であるデリーとインド洋に面する諸港市の交易ルートにあたり、古くからイスラーム文化とヒンドゥー文化や先住民の文化とが相互に影響しあって独特の文化伝統を築いています。公演ではイスラームやヒンドゥーの宗教音楽、先住部族民の音楽と踊りなど、この地で歌い踊りつがれてきた多様な音楽ジャンルをご紹介します。インドの大地が育んだ音楽で早春のひとときをお楽しみください。

【出演者】

“ラージャスターン・ルーツ”(Rajasthan Roots)
2006年にラージャスターン州の州都ジャイプルで活動を開始した音楽者集団。ラージャスターン州各地の伝統音楽の担い手である楽士や踊り手など200人あまりが参加し、伝統的な音楽の保存と伝承につとめる一方、積極的にインド内外で公演し現代世界の様々な音楽ジャンルとの融合を試みている。今回は7人の楽士と1人の踊り手が公演のため来日する。

【解説】

Mr. Aditya Bhasin(Rajasthan Roots代表)
三尾稔(国立民族学博物館 研究戦略センター准教授)
企画展「インド刺繍布のきらめき」実行委員長。ラージャスターンで宗教と社会を対象に20年あまり調査を続けている。

  • 日  時:2009年2月28日(土) 13:30~15:30(開場13:00)
  • 場  所:国立民族学博物館 講堂
  • 定  員:450名(要申込)
  • 参加料:無料(ただし、常設展をご覧になる方は別途観覧料が必要です。)

※本公演は申込み締切日を過ぎましたので、受付を終了いたします。
満席のため当日券はありません。

● お問い合わせ
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係 〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10番1号
TEL:06-6878-8210(平日9時~17時)