国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究公演

2012年6月9日(土)
忘れない絆、絶やさない伝統―震災復興と文化継承を願って

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東日本大地震は、人々の日常生活はもちろんのこと、文化遺産の存続をも危うくしました。この度、本館が支援を行った大船渡市の伝統芸能・鹿踊りをお招きし、活動再開後初の関西公演を行います。「災いを払い、幸せを招く」といわれ、阪神・淡路大震災後地域の人々を元気づけた中国獅子舞や龍舞、そして新長田の地元の方々との共演も必見です。実演とワークショップを通じて「1.17と3.11」の絆を深めるとともに、震災復興と伝統文化の継承についてともに考え、実践し、復興の力につなげていきたいと思います。

  • 2012年6月9日(土) 
    • 場所:国立民族学博物館 玄関前広場(屋外)、エントランスホール(本館1F)
      ※雨天・強風時:講堂(定員450名)、エントランスホール(本館1F)
    • 時間:14:00~16:30
  • 2012年6月10日(日)
    • 場所:若松公園鉄人28号広場(屋外)
      神戸市長田区若松町6-3(JR・市営地下鉄海岸線 新長田駅から西へ徒歩約5分)
    • 時間:13:00~15:30
  • 受付:申込不要
  • 参加費:無料
  • 主催:国立民族学博物館

6月9日(土)

鹿踊り、獅子舞、龍舞の実演のほか、 パネルトークや体験ワークショップもおこないます。

出演者
仰山流 笹崎鹿踊保存会(ぎょうざんりゅうささざきししおどりほぞんかい)(岩手県大船渡市)

笹崎鹿踊保存会は、岩手県大船渡市で先祖代々「仰山流鹿踊」を継承し、 数ある鹿踊りのなかでもその動きの激しさで知られている。地元では民俗 芸能を通して、青少年の育成にも大きな貢献を果たしてきた。東日本大震災 の大津波で、装束・道具類の一切を流失したが、各方面からの支援をもとに 活動を再開した。

 
神戸華僑總會 舞獅隊(こうべかきょうそうかいぶしたい)(兵庫県神戸市)

伝統芸能による文化の橋渡しを目的に、神戸在住の華僑が中心となり1979年に結成。結婚式や催し物、芸能・文化交流会など多数出演。中日間の文化交流への貢献が評価され、1989年兵庫県より「ともしび賞」を受賞。阪神・淡路 大震災後、神戸市長田区の若松公園から復興イベントを開始し、幼稚園や保育園、その他施設で獅子舞を披露し、地元の人々を元気づけた。

 
神戸市立兵庫商業高校 龍獅團(こうべしりつひょうごしょうぎょうこうこう りゅうしだん)( 兵庫県神戸市)

龍舞獅子舞を学ぶクラブ活動として1988年に結成。2001年より、アジアオリンピック評議会主催「アジア室内競技大会」の「夜光龍」部門で日本代表として出場するほか、神戸南京町や横浜中華街のイベントなどにも出演している。また阪神・淡路大震災後、仮設住宅に住む人々に正月気分を味わってもらおうと、正月三が日に40箇所の仮設住宅を巡回公演し好評を得た。

 
司会

陳天璽(国立民族学博物館准教授)

解説

林勲男(国立民族学博物館准教授)

 

6月10日(日)

場所:若松公園 鉄人28号広場(屋外)(神戸市長田区若松町6-3 JR・市営地下鉄海岸線 新長田駅から西へ徒歩約5分)

大船渡の鹿踊りと新長田の踊りや音楽のグループの出演を予定しています。

 
出演者
  • 仰山流 笹崎鹿踊保存会(ぎょうざんりゅうささざきししおどりほぞんかい) (岩手県大船渡市)
  • NPO法人DANCE BOX(兵庫県神戸市)
    アンサンブル・ゾネ
    北村成美
    アヴァ・アウリーン・ヴィラヌエヴァ
  • エイサーDance OHaNa(兵庫県神戸市)
  • 和太鼓 松村組(兵庫県神戸市)
共催
  • 株式会社 神戸ながたティ・エム・オー
  • ジョイプラザ名店会