研究公演
-
1997年12月6日(土)
エチオピアの民族舞踊 -
- 1997年12月6日(土)
- 14:00開演(13:30開場)
- 出 演:クイーン・シバ芸術団
- 解 説:栗本英世(国立民族学博物館助教授)
アフリカの角に位置するエチオピアは、旧約聖書にも現れるシバの女王の伝説に端を発し、以来1300年の長きにわたり独立国としての歴史を築きました。また、民族のモザイクと呼ばれるように100を越す言語と文化を有する複雑な成り立ちの国でもあります。エチオピアの舞踊はこうした宗教や価値観の相違をシンボリックに表現し、観る人にエチオピアの美しさやダイナミズム、奥深さと多様性を体感させてくれます。
今回の研究公演では、様々な地域のダイナミックな民族舞踊をご紹介します。
アラブのダンスに似た北部地域のダンスから南部に行くにしたがってブラック・アフリカ(東部アフリカ)によく見られるダンスへと、地域ごとの相違がみられます。さらに、エチオピアの音楽は、日本の演歌のメロディに似ていて親しみやすさを感じられる方も多いと思います。これまで日本ではあまり紹介されなかったエチオピアのダンスのすばらしさを、音楽やそれぞれの民族衣装の美しさとともにお楽しみください。