イベント・ワークショップ
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2012年11月18日(日)
南部藩壽松院年行司支配太神楽《みんぱく公演》 -
企画展「記憶をつなぐ―津波災害と文化遺産」関連
チラシダウンロード[PDF:4.90MB]岩手県釜石市只越町に拠点を置く南部藩壽松院年行司支配太神楽(なんぶはんじゅしょういんねんぎょうじしはいだいかぐら)は、元禄一二年に釜石の守護神である尾崎大明神の遥拝所が建立されるさい、盛岡藩の修験を地域単位で管理する年行事のうち閉伊郡を担当していた壽松院によって任ぜられて、御神体の御供として奉納されたといわれています。
年行司太神楽は、今日でも釜石三社といわれる釜石総鎮守八雲神社・尾崎神社・綿津見神社の祭典において、いずれも守護役として御神体が渡御するさい最前列に位置して露払いを勤めています。また、尾崎神社の本宮から里宮に御神体を迎える曳船祭においても、御神楽船を仕立てて、御神体が鎮座する御召船を先導し、家々の悪魔祓いを担当します。
さまざまな芸能が伝承されている釜石市内でも、歴史に支えられた由緒と格式を誇る団体として群を抜いているということもできます。 この年行司太神楽も東日本大震災によって甚大な被害を受けました。- 日時:2012年11月18日(日) 14:30~15:30
- 場所:国立民族学博物館 エントランスホール(本館1F)
- 主催:国立民族学博物館
- 協力:追手門学院地域文化創造機構
趣旨説明
林勲男(国立民族学博物館准教授)
神楽紹介
橋本裕之(追手門学院地域文化創造機構特別教授)
神楽公演
南部藩壽松院年行司支配太神楽(岩手県釜石市から13名)
パネルトーク
菊池邦彦、笹山政幸(年行司太神楽)
日髙真吾(国立民族学博物館准教授)
〈司会〉橋本裕之