国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

イベント・ワークショップ

2007年1月7日(日)
「みんぱくドン!!―世界のパーカッション大集合」
開館30周年記念事業

みんぱくドン!!

2007年1月7日(日) 万博公園ニューイヤーフェスタ
【午前の部】自然文化園・中央ゲート 11:00~12:00
【午後の部】国立民族学博物館・特別展示館 13:00~16:00
  *雨天時は、午前の部も国立民族学博物館・特別展示館にておこないます。
 
「みんぱく」は2007年に開館30周年を迎えます。
人類学者ロドニー・ニーダムは "Percussion and Transition" という論文で「パーカッションと移行との間には結びつきがある」と述べています。
つまり、新たなスタートはパーカッションによって切られるとも言えるでしょう。
わたしたち「みんぱく」も、世界のパーカッションを演奏することで、三十周年を迎えて新たなスタートを切りたいと思います。

プログラム
■午前の部(会場:自然文化園・中央ゲート)
●11:00~11:20
ジャンベ
●11:20~11:40
●11:40~12:00
■午後の部(会場:国立民族学博物館・特別展示館)開場:12:30
●13:00~13:20
●13:25~13:45
●13:50~14:20
●14:25~14:50
●14:55~15:25
●15:30~16:00
神奈川馬匠(和太鼓・日本)
*雨天時は、午前の部も国立民族学博物館・特別展示館にておこないます。

出演者プロフィール
○神奈川馬匠 和太鼓演奏(日本)
プロの和太鼓チームのメンバーとして、欧州各地百数十カ所で公演をはじめ、海外での国際交流にも多数参加。和太鼓と横笛のユニット「一打一管」での演奏活動を始め、2003年よりソロ活動を開始。昨年はテーマをcolorsとし日本の美しい色の世界を表現するコンサートを行う。一般に複数で演奏することの多い世界で一人で演奏するスタイルは特異でありその中にはメロディーがあり風景が感じられるでしょう。和太鼓で独自の世界を表現する神奈川馬匠の演奏をお楽しみ下さい。
 
○京都琉球ゆう遊会 エイサー(日本・沖縄)
京都琉球ゆう遊会は、1993年京都府宇治市在住の県出身者を中心に結成。
沖縄市園田青年会エイサーの手をベースに様々な場所で交流を図り、エイサーだけでなく、サンシン等、沖縄の文化を大事にしながら京都府内を中心に活動している。
エイサーという名称は踊りの中での囃子からつけられたという説があり、現在では、夏の一大イベントでもありサンシン(三絃)の音に合わせ太鼓や女性の手踊りと勇壮で華麗な踊りは見ものです。
 
○マダン サムルノリ(韓国)
在日コリアン2・3世が集う文化グループ。伝統文化の継承・発展を目指し、小中学校やイベント、市民集会などで公演活動を行っている。「2002ソウルスタイルみんぱくマダン」「NHKデジタルラジオ」「ワンコリアフェスティバル」等、公演多数。
「マダン」とは広場という意味。
 
○パガナイ クリンタン(フィリピン)
クリンタン音楽はフィリピンのイスラム教の人たちの間で演奏されています。
小さなゴングが8つ並んだ楽器 "クリンタン" がかなでるメロディに、ダバカン(太鼓)のリズムと、大きいゴングのひびきがかさなりあい、不思議なふくらみを感じます。
"パガナイ" は、クリンタンの音色に魅かれたメンバーが集まり、2001年から活動を始めました。明るくパワフルなクリンタン音楽を、どうぞお楽しみください♪
 
○地球おはなし村音楽畑 ジャンベ演奏(アフリカ)
2003年に国立民族学博物館で開催された特別展「西アフリカおはなし村」でボランティア活動を行ってきた仲間たちが中心となり、江口名誉教授を村長として「地球おはなし村」を結成。「語りあい、伝えあい、ふれあい」をモットーに、口承による昔話と音楽の活動を続けながら、身近な人から世界の人へと、ふれあいの輪を広げることを目的として活躍しています。
 
○橋本龍雄 打楽器指導
古代楽器「土笛」の実践的研究で有名。
民族音楽やリコーダーの教材開発を行う一方、全国の小中学校での授業や博物館等でのパーフォーマンスが人気。
教育界にお笑いを持ち込む。専門は音楽教育。
小学校の音楽教科書の著者でもある。現在、福井大学助教授。