イベント・ワークショップ
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2012年7月16日(月)
連続講座「博物館にさわる」《第3回》 -
夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連
チラシダウンロード[PDF:679KB]考える手は力強い自分の意思で手を動かし広げていく世界の豊かさ
つくる手は優しい
手で考える人は僕たちの明日を力強く切り開く指先で知る二次元、手のひらで知る三次元、そして全身で知る四次元
伝える手は温かい
手でつくる人は僕たちを優しく想像と創造の旅へといざなう手を重ね、手を合わせ、手を握る
手で伝える人は僕たちのコミュニケーション(触れ合い)を温かく包み込む本連続講座は、民博の「世界をさわる」コーナー新設のキャンペーンとして、幅広い角度から「さわる展示」の魅力と可能性を来館者に伝えることを狙いとします。"さわる"をキーワードとするユニークな研究・実践に取り組んでいるさまざまなゲストの講演とワークショップをお楽しみください。
- 会場:国立民族学博物館 第5セミナー室(本館2階)
- 日程:6月30日(土)、7月14日(土)、7月16日(月・祝)、7月28日(土)、8月11日(土)、8月25日(土)
- 全6回講座 各回13:30~16:00
- 担当:広瀬浩二郎(国立民族学博物館准教授)
- 定員:100名(当日先着順、参加無料)
プログラム
「第1部」
13:30~13:40 趣旨説明 13:40~14:40 講演 14:40~15:00 質疑応答 「第2部」
15:15~16:00 ワークショップ(“さわる”体験+来場者との懇談) 講座
日程 話者・タイトル 内容 6月30日(土) 嶺重 慎(京都大学大学院理学研究科教授、天文学)
「さわって楽しむ宇宙の不思議」宇宙の画像を楽しい点図にしました。月や木星から、へんてこな形の星まで、点図サンプルを用意しますので、ぜひ、さわって、感じて、想像を大いに膨らませて、点図宇宙の散歩を楽しんでください。 7月14日(土) 大野 照文(京都大学総合博物館教授、古生物学)
「サワッテ ミル カイ」ハマグリの殻やぬいぐるみ模型をさわりながら、二枚貝の体の仕組みを楽しく調べるワークショップを各地で行なっています。このワークショップの開発経緯をお話します。二枚貝がどのようにして生きているのか、みんなでわいわいがやがや推理してみましょう。 7月16日(月・祝) 小西 行郎(同志社大学赤ちゃん学研究センター教授、発達神経学)
「さわる子、育て-“触発”の育児論」ヒトの感覚で最初にできあがるのは触覚です。おなかの中にいる赤ちゃんは、母親の内側をさわることから世界が始まります。やがて外に出てきても、さわることで気づく、そして育つ。「子どもたちにさわらせる育児」を触発したいと思います。 7月28日(土) 嶋本 勝行(大阪府合気道連盟理事長)
「触れることから生まれる武道」「和の武道」とも称される合気道では、相手、さらには宇宙の気との和合により無限の技が生まれます。大自然の気を全身で感じて、のびやかに、さわやかに自身の気を出してみましょう。新たな触れ合い(ハーモニー)が合気道から始まります。 8月11日(土) 内山 春雄(野鳥彫刻家)
「タッチカービングによる物指し鳥」さわりにくい物の中に「野鳥」があります。野鳥はどなたにとってもさわる機会が少ない生き物です。その野鳥を「タッチカービング」で触察できるようにし、野鳥の入門として「物指し鳥」の普及を提案します。 8月25日(土) 柴田 良貴(筑波大学芸術系教授、彫刻家)
「ヒトのカタチ」人類は1万年以上も前から自分たち「ヒト」を彫刻にしてきました。手で「カタチ」を確かめ確かめ造り上げますが、どのような願いや祈りを込めたのかお話します。