地域テーマ展示「アフリカ地域の文化:セネガルの街角」
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現代アフリカの諸社会には、さまざまな民族に固有の文化が生きつづけているとともに、いわゆる近代化の影響もいろいろなかたちであらわれています。とくに都市部における消費文化は、人びとの生活を大きくかえました。われわれからみれば、第三世界の都市には失業や貧困などといったマイナスのイメージが先行していますが、じつは都市において伝統と現代が融合するような現象が起きているのです。
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ガラス絵に描かれた世界は、セネガルに生きる人びとがとらえた自画像としてのアフリカ社会です。どのような生活場面が強調されているか、あるいはセネガル美人の特徴や理想的な家族のかたちは何かなど、絵に表現されているメッセージを読み取ってください。また空き缶細工からは、利用されている缶の種類とメーカーに注目すると、現代アフリカにおける消費生活の一端が垣間みえるにちがいありません。
展示担当/三島禎子
月刊みんぱく2003年4月号より転載