地域テーマ展示 アメリカ | 極北のイヌイット・アート しぜん
しぜん
イヌイットが住む世界は、はるか北の果てです。夏には白夜となり、冬には長夜が続きます。1年の大半は氷雪に覆われ、11月頃から翌年の5月にかけては海も結氷しています。7月でも平均気温が10度を超えることがまれです。一方、真冬には零下30度以下になることがあります。このような場所に、おどろくほど多数の動物が生息しています。海にはアザラシやセイウチ、シロイルカ、クジラ、魚が回遊し、陸にはカリブーやジャコウウシなどが歩き回っています。海岸部ではホッキョクグマの姿を見ることができます。また、夏になると、野イチゴが実り、カナダガンなどの渡り鳥がやってきます。
ジャコウウシ
イッカクが起きあがる