地域テーマ展示 アメリカ | 極北のイヌイット・アート とる
とる
イヌイットは、極北地域に生息する動植物を食料として利用してきました。1960年代に定住生活を開始する以前には、彼らは季節の移り変わりに応じて、食料を求めて移動を繰り返していました。夏には海岸部で魚やアザラシをとり、秋になると内陸部に移動し、カリブーをとったり、川や湖で魚をとりました。冬になると海氷上に移動し、呼吸穴を利用してアザラシ猟をおこないました。アザラシやカリブーの肉や脂身は食料となり、毛皮は衣類や寝具、テントの材料となりました。彼らは自然から入手できる資源を無駄なく利用することにより、きびしい極北の環境の中で生き残ることができました。
![ハンター](/sites/default/files/museum/exhibition/main/america/americas_06.jpg)
![冬にアザラシを獲る男性](/sites/default/files/museum/exhibition/main/america/americas_07.jpg)
![クジラの解体](/sites/default/files/museum/exhibition/main/america/americas_08.jpg)