アツシ衣
- 資料番号HI 5152
- 北海道
アツシ(アットゥシ)はアイヌの伝統的な衣服で、正装のときに着用されてきた。素材はオヒョウニレの靱皮(じんぴ)繊維を撚(よ)った糸で織った布である。これをもじり袖の一重衣に仕立て、襟(えり)、袖口、裾(すそ)周り、背中などに木綿布を貼りつけたり刺しゅうをほどこすなどの技法でアイヌ文様を表現している。糸づくりから布織り、衣服の製作まですべて女性の手仕事であり、近年、工芸的評価も高い。
アツシ(アットゥシ)はアイヌの伝統的な衣服で、正装のときに着用されてきた。素材はオヒョウニレの靱皮(じんぴ)繊維を撚(よ)った糸で織った布である。これをもじり袖の一重衣に仕立て、襟(えり)、袖口、裾(すそ)周り、背中などに木綿布を貼りつけたり刺しゅうをほどこすなどの技法でアイヌ文様を表現している。糸づくりから布織り、衣服の製作まですべて女性の手仕事であり、近年、工芸的評価も高い。