メノコマキリとよばれる女性用の小刀で、作りは細身である。鞘(さや)の先端部分の鐺(こじり)は大きく鹿角でつくられ、装飾された彫刻の溝には黒色の顔料がみられる。このほか、鞘全体が鹿角製のものも少数ながら存在する。